【報道各位】タイトル・AV出演強要に関連する刑事事件についての一連の報道について

タイトル・AV出演強要に関連する刑事事件についての一連の報道についてヒューマンライツ・ナウ事務局長がコメントを公表いたしました。

 

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2016年6月13日

報道各位

6月12日付で、大手AVプロダクションの元社長らが逮捕されたとの報道がなされたのを受け、
当団体に対し、お問い合わせが相次いでおります。
当団体は本年3月3日に、アダルトビデオ出演強要被害に関する調査報告書をまとめて公表し、
被害の根絶のための取り組みを社会に呼びかけるとともに、強要事案に対する警察等の積極的対応を警察に求めてまいりました。
報道を前提とすれば、被害女性は出演強要があったと訴えているとのことであり、適正な捜査に基づく真相の解明を期待したい所存です。
なお、当団体の調査報告書に記載された匿名の事案や、当団体主催イベントで匿名の被害者証言を紹介した事例と、今回の逮捕事案が同じ被害事案か否かの問い合わせを受けておりますが、捜査中でもありますので、当団体としては、軽々にコメントをする立場にありません。
さらに、被害者のプライバシー保護を第一に考えて対応してまいりたいと考えておりますので、お問い合わせについてはノーコメントとさせていただきます。
是非ご理解をいただきたくよろしくお願いいたします。
今後とも報道各位にあたっては、出演強要被害問題に光をあてる報道をお願いしたいと願っておりますが、同時に、被害者のプライバシー保護にも格段のご配慮をいただき、誤っても二次被害につながるようないかなる行為にも及ばないでいただくよう、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子