Fact Finding | 事実調査
世界中で続く人権侵害の多くは、誰からも光をあてられず、誰にも知られないことから深刻化していきます。
私たちは、世界の深刻な人権侵害の現場で実態調査をして、被害者に代わって声をあげ、世界に発信します。
私たちは特に、人々の命を奪い未来を踏みにじる、最も深刻な人権侵害、そして子どもや女性等、特に弱い立場に置かれた人々への人権侵害にフォーカスして活動しています。
Advocacy | 政策提言
私たちは、人権侵害の当事者である政府や企業、国連などの影響力のあるアクターに対し、人権侵害の停止、人権問題の解決を求めて政策提言し、働きかけを行います。私たちは国連の協議資格を有するNGOとして、国連の人権に関わる会合に参加し意見表明する権利があります。この立場を活用し、国連の意思決定にも影響を与えてきました。
Empower | エンパワーメント支援
世界の多くの国で、過酷な人権侵害を受けている人たちの多くが「人権」とは何かすら知る機会を奪われています。私たちは人権侵害をなくしたいと考え行動する人々に、日本から講師を派遣して、「人権」に関するトレーニングとサポートをおこない、その国に生きる人々が人権状況を改善するためのエンパワーメントを支援します。
政策提言・アドボカシー
国連での活動
ヒューマンライツ・ナウは国連の特別協議資格を持つ国際NGOですヒューマンライツ・ナウは、2012年の国連経済社会理事会決議により、国連特別協議資格を取得しました。国連憲章第71条は、「経済社会理事会は、その権限内にある事項に関係のある非政府機関と協議するために、適当な取極を行うことができる」と規定しています。ヒューマンライツ・ナウは、国連憲章に基づき、経済社会理事会と協議する資格を取得し、国連の人権にかかわるあらゆる会議への参加と発言権が認められています。ヒューマンライツ・ナウはこの資格を活用し、世界における光の当たらない深刻な人権侵害について国連に情報提供し、国際社会の注意を喚起するとともに、国連による公正な意思決定を求めて活動しています。日本国内の人権状況
ヒューマンライツ・ナウは、日本に住む人々の人権が充分に保障されるように求める活動も展開、国連人権機関からの勧告を実施するよう政府に働きかけ、国際スタンダードの人権保障を実現するために活動しています。・えん罪をなくすための、人権が尊重される刑事手続きへの改革
・DVなどの暴力から女性を保護する法律・体制を国際基準に基づいて改善すること
・人権侵害を受けた人々が直接国連に是正を求めることができる人権条約の「選択議定書」の批准
・特定秘密保護法を巡る問題など。
・東日本大震災・原発事故
また、ヒューマンライツ・ナウは日本の外交・援助政策が人権を主流化したものとなるよう求め、様々な政策提言を行っています。
エンパワーメント支援
ミャンマーでの活動
ヒューマンライツ・ナウは、民主化が進みつつあるミャンマー(ビルマ)で、民主化を担う若者、女性、弁護士、政党リーダーに対する人権トレーニングを実施しています。
日本でも
日本でも次世代の人々に人権についてより知って、行動してほしいと考え、人権教育活動を進めています。
2015年から、子どもの人権スピーチコンテストを実施しています。
キャンペーン
人々が人権侵害に関心を寄せて声をあげること、それは、人権状況を改善するための何よりも大きな力です。ヒューマンライツ・ナウは一人でも多くの人に人権侵害の事実を知って関心を持ち、声をあげてもらうよう、日本国内外で様々なキャンペーンを展開しています。
パレスチナ・アクション
2014年、イスラエルがパレスチナのガザ地区を攻撃、2000人以上のパレスチナ人が殺害され、うち500人以上は子どもでした。ヒューマンライツ・ナウは他のNGOと共同して、犠牲者を追悼すると共に、民間人の犠牲を出し続ける軍事作戦を即時停止するよう求めるキャンドル・アクションを実施、多くの方に参加いただき大きく成功しました。
ゆるさないヘイトスピーチ・フォトアクション・キャンペーン
日本で民族的マイノリティの方々に対する激しい差別的表現やデモ、「ヘイトスピーチ」が問題になっています。ヒューマンライツ・ナウは2014年に普通の市民・若者がヘイトスピーチに反対している、ということを示すために、フォトアクションキャンペーンを展開しました。