当団体の公表した調査報告書
「日本・児童ポルノの実情と課題 子どもたちを守るために何が求められているのか」について
ヒューマンライツ・ナウ
9月5日に公表した当団体児童ポルノ報告書については、社会的に広くご議論いただき、感謝申し上げます。
当団体の報告書公表を受けて、株式会社DMM.com が、「平成28年9月7日に18歳未満が出演する作品の取扱いを全て停止いたしました。」とし、「本件報告書で取り上げられる児童ポルノに関する問題・課題を真摯に受け止め、問題の根絶さらには業界全体の健全化を目指し、販売店として対応を引き続き行ってまいる所存です。」と決意表明されたことを歓迎いたします。そして他の配信業者、関連業者につきましても、これに続いていただくことを呼びかけます。
また、IPPA(特定非営利活動法人 知的財産振興協会)におかれましても、着エロ作品について、「実在の18歳未満が出演する着エロ、イメージ作品は「出演児童を性的搾取」するものであり、弊協会としても児童買春・児童ポルノ禁止法第2条3項規定の「3号ポルノ」に該当すると考えております」との認識を示され、「改めて規約等にて『18歳未満が出演する着エロ、イメージ作品の制作を一切行わないこと』を会として規定することを進めており、会員社への徹底を更に進めていく所存」と表明されたことを歓迎いたします。
・株式会社DMM.com 2016年9月7日付
「弊社取り扱い商品の倫理基準に対する取り組みのご報告
https://dmm-corp.com/press/press-release/1168
・IPPA 2016年9月8日付「児童ポルノと疑われる画像・動画について」
http://www.ippa.jp/pdf/ippa-jidoung20160908-2.pdf
児童ポルノ根絶に向けては、まだまた多くの課題が残されていますが、今後とも、児童ポルノ根絶のために、様々な関係者の方々と連携してまいりたいと考えております。
報告書に関しては、様々なご質問、ご指摘がありますので、これらに応え、FAQを作成いたしました。
報告書 「日本・児童ポルノの実情と課題 子どもたちを守るために何が求められているのか」についてのご質問に対して(FAQ) ヒューマンライツ・ナウ