国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」は、企業に「グリーバンスメカニズム」を構築またはそれに参加することを求めています。「グリーバンスメカニズム」とは、人権侵害がなされた場合に、適切かつ実効的な救済へのアクセスが備わっていることを確保するための仕組みです。
グリーバンスメカニズムの構築または参加は、企業の規模を問わず、中小企業であっても求められています。しかし実態として、中小企業におけるグリーバンスメカニズムに関するの取り組みは、未だ十分ではないと指摘され、主な要因として、大企業と比べて、人的及び資金的なリソースが不足していることが挙げられます。
一方で中小企業は、その規模を活かし、グリーバンスメカニズムをより円滑に導入できる可能性も有しています。また、グリーバンスメカニズムを導入し、従業員等の人権に配慮することは、中小企業としての持続可能性に貢献するものであると考えています。
そこで10月12日(火)、ヒューマンライツ・ナウは、中小企業が実効的なグリーバンスメカニズムを導入するために対応すべき事項について、企業及び政府に対する提言書を公表するのに併せてウェビナーを開催します。
企業で既に取り組まれている実例や現実的に対応可能なステップからグリーバンスメカニズムを構築、参加する具体的な方法を、紹介します。
日時: 2021年10月12日(火)18:00-19:00
登壇者: 佐藤暁子(HRN事務局次長)、斉藤一隆(中小企業家同友会全国協議会)
開催方法: ZOOMウェビナー
参加費:無料
お申込み:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_vWFUQsGtSkOJfz_7Xm4thA
【問い合わせ:info_bhr@hrn.or.jp】