ヒューマンライツ・ナウは今年も世界子どもの日中高生映像スピーチコンテストを開催しました。
今回の入賞者が発表されましたのでお知らせいたします。
また、入賞者のスピーチは特設サイトよりご覧いただけますのでぜひご覧ください。
特設サイトはこちら:https://hrn.or.jp/speech/
ヒューマンライツ・ナウが主催する第5回世界子どもの日中高生映像スピーチコンテストにご応募いただいたみなさま、「世界子どもの日キャンペーン」にご協賛いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。
全国の中高生の方々より、人権について考えたスピーチをご応募いただきました。審査員による厳正な審査を経て、以下の通り入賞者が決定いたしましたので発表いたします。
優 勝 山本千聖さん「子供たちを笑顔に」
準優勝 木村宥善さん「人権問題についての自分の意見」、米田愛実さん「『当たり前』を超えて」、
優勝 山本千聖さん
ご自身の過去のつらい体験に基づき、そこから学んだことを踏まえてしっかりと自分の意見を述べる、説得力のあるスピーチでした。子どもの権利の一つである教育を受ける権利の侵害がどれほど辛く不安であるかを、自分の言葉で語りかけ、問題がよく伝わってきました。問題に対して実際に具体的なアクションを起こしていたことも素晴らしいと評価されました。また、自身が伝えたいことをメッセージとして上手にまとめられており、文章力・構成力が高く評価されました。話すスピードも丁度良く、落ち着いた話し方に説得力がありました。
準優勝 木村宥善さん
自分の経験から「差別」について自ら考えて、問題を掘り下げ、スピーチを組み立てていることが伝わってきました。自分の頭で考え、自分の言葉で意見を述べている点が評価されました。スピーチの内容は、論理的に整理されており、構成力でも評価されました。
準優勝 米田愛実さん
開発途上国の貧困問題に対して自分の経験を通して「ジブンゴト」として伝えており、その問題の深刻さと、「現状が当たり前であってはいけない」という強い思いが伝わってきました。また、問題提示をするだけではなく、解決にむけたアクションを起こしている点、自分ができることまで落とし込んだ上で、自分だけでなく周りの人と一緒に実践している点も素晴らしかったです。真剣さが伝わってきました。
審査委員は、外部審査委員として、堀潤氏(フリージャーナリスト、8bitNews) 中島早苗氏(フリー・ザ・チルドレン・ジャパン)に参加いただき、
ヒューマンライツ・ナウ(HRN)からは、濱田邦夫氏(弁護士、HRN運営顧問)、三浦まり氏(上智大学教授・HRN理事)、小笠原友輔氏(弁護士・国内人権チーム)が加わり、5名で審査いたしました。
審査後、審査員の堀潤氏による入賞者へのスピーチトレーニングを行い、その後、11月16日(土)に開催された「世界子どもの日ユースフェスティバル」においてスピーチを披露いたしました。入賞者3名とも堂々とスピーチを行い、人権について声を上げ、子どもの権利について聴衆に訴えかけました。
この度、12月10日の世界人権デーにあわせまして、YouTube上に入賞者のスピーチ動画を公開いたしました。是非、多くの方に視聴いただき、応援いただければ幸いです。
「声をあげる」「自ら考え、行動する」姿勢に同世代の皆さんや大人も、共感し、影響を受けていただけることを心より期待しています。
第5回世界子どもの日中高生映像スピーチコンテスト 審査員一同