去る7月22日に、ヒューマンライツ・ナウ主催のオンライン研修会「AV出演被害防止・救済法による相談対応・法的対応」 が開催されました。
AV出演被害防止・救済法、正式には「性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律」(以下、本法律という) が6月15日に参議院で可決成立し、罰則を除き、6月23日に施行されました。
本法律は、被害の甚大さを考慮し、年齢、性別を問わず被害防止・救済を実現しようとする包括的な立法であり、法的救済のための強力な手段を被害者に与えるものです。そして、性犯罪・性暴力の被害者のためのワンストップ支援センターが、相談機関としての役割を果たすことが期待されています。
そのため、性暴力被者の支援に携わる方々が、本法律の趣旨および内容を理解し、効果的な介入により実効的な被害救済を実現することができるように、性暴力救援センターの方々を主な対象としたオンライン研修会を開催しました。
本法律が被害支援現場において効果的に活用されるために、ヒューマンライツ・ナウは今後もこのような取り組みを進めてまいります。