このたび、下記のシンポジウムを京都・立命館大学にて他団体と共催する運びとなりました。
HRNからは、「女性に対する暴力プロジェクト」のメンバーである福嶋由里子会員、原田いづみ会員と事務局長伊藤和子がカンボジア現地調査報告を行う予定です。
関西方面にお住まいの皆様、是非、お誘い合わせの上足をお運びください。
ジェンダー法学会共催のシンポジウムのお知らせ
女性差別撤廃条約とアジアにおける女性に対する暴力
シャムシア・アフマッド元女性差別撤廃委員会委員を迎えて
2010年は日本が女性差別撤廃条約を批准して25周年、北京会議から15周年という節目の年です。
昨年、国連女性差別撤廃委員会において、日本の第6回目政府報告書審議が行われ、女性の意思決定機関への参画や、民法における差別規定、女性に対する暴力への対応などの改善に関する勧告が出されました。そこで、前回の日本政府報告書の審査を努めたシャムシア・アフマッド元女性差別撤廃委員会(CEDAW)委員をお招きして、女性差別撤廃条約の意義や国内での実施を進めるための市民の役割などについてお話を伺います。
また、 ヒューマンライツナウ(HRN)の「女性に対する暴力プロジェクトチーム」が2010年3月行ったカンボジアにおけるDV法の施行状況の現地調査と、調査結果をもとにした、カンボジア女性の被害状況や、DV法や関連法の問題点などについてご報告します。さらに、アフマッド元委員から見たアジアにおける女性に対する暴力の現状、カンボジアの問題点や改善にむけての提言などお聞きします。
【日時】:2010年10月3日(日)午後2時~5時
【場所】:立命館大学朱雀キャンパス 202教室(京都市中京区西ノ京朱雀町1)
JR・地下鉄二条駅から徒歩約2分/阪急大宮駅から徒歩約10分
http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_suzaku_j.html
【共催】ジェンダー法学会、(財)世界人権問題研究センター、
Human Rights Now(HRN)関西、(財)アジア・太平洋人権情報センター
【申込み・問合せ先】アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
Tel 06-6577-3578/ Fax 06-6577-3583
e-mail: webmail@hurights.or.jp(担当:岡田)
【プログラム】
第1部 講演 逐次通訳あり
講師:シャムシア・アフマッドさん*
元インドネシア共和国女性問題担当副大臣/元女性差別撤廃委員会委員
第2部 調査報告
報告者:ヒューマンライツナウ女性に対する暴力プロジェクトメンバー
*シャムシア・アフマッドさんのプロフィール
ニューヨーク大学教育大学院を卒業。高校教員、インドネシア科学研究所の国際関係部長を経て、国連職員としてさまざまな職務に就く。国連女性地位向上部(DAW)にいるときには第3回世界女性会議(ナイロビ会議)のための文書作成に関わり、1986年12月の家族における暴力に関する国連専門家会議に携わった。その後、インドネシア女性問題担当副大臣に就任。また2001年から2004年まで女性差別撤廃委員会の委員を務める。その他にもインドネシア、東南アジア、国連などで女性の問題に関わる。