【イベント】3/16 米国・NY開催 ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す女性・少女に対する人権侵害



ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す女性・少女に対する人権侵害

国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、米国・ニューヨークにて開催されます
国連の第61回女性の地位委員会(3/13-24)において、現地でサイドイベントを開催します。

「タレントにならない?」「モデルにならない?」などとスカウトされ、タレントやモデルになる夢を膨らませて
誘いに応じる若い女性たちが、アダルトビデオの出演を強要されるという被害が相次いで報告されています。

日本を本拠とする国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは支援者・被害者から聞き取りを行い、被害の実態を
調査しました。その結果、若い女性たちが、AVに出演するという意識がないままプロダクションと契約を
締結した途端、「契約だから仕事を拒絶できない」「仕事を断れば違約金」「親にばらす」等と脅され、
AV出演を余儀なくされる事例が後を絶たないことが判明しました。

若い女性の無知や困窮に乗じて、衆人環視のもとでの意に反する性行為を強要し、その一部始終が
インターネットなどを通して半永久的に公にさらされる被害は著しい人権侵害であり、違約金の脅しにより
こうした奴隷的な立場に置かれる「債務奴隷」ともいえる深刻な事態であり、女性に対する深刻な暴力です。

本イベントでは被害者のインタビュー映像や被害の実態調査をもとに、日本におけるAV出演強要被害や
児童ポルノの問題について話し合います。そして、ヨーロッパの事例を紹介しながら、被害者を中心とした
アプローチに基づく包括的な解決方法を提案していきます。最後には質疑応答を予定しています。
是非、ご参加ください。

日時/2017年3月16日(木)午前8:30~午前10:00
会場/Salvation Army, 221 E 52nd Street, New York, NY
Room: Auditorium

参加費/無料
事前登録/不要

【スピーカー】

◇伊藤 和子氏:ヒューマンライツ・ナウ事務局長/弁護士

◇後藤 弘子氏:千葉大学大学院教授(ヒューマンライツ・ナウ副理事長)

◇Per-Anders Sunesson氏:スウェーデン人身取引を防止するための特任大使/弁護士

◇南博氏:国連日本政府代表部大使

【プログラム】

サバイバーの声(インタビュービデオ映像)

パネルトーク
日本のポルノ・アダルトビデオ産業に捕らわれて (ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤 和子氏)
日本における児童ポルノ規制の実情と課題 (千葉大学大学院教授 後藤 弘子氏)
スウェーデンからの報告 (スウェーデン人身取引を防止するための特任大使 Per-Anders Sunesson氏)ほか

質疑応答

終了

<共催> 認定NPO法人 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)
Women’s Bar Association of the State of New York (“WBASNY”)