【記者会見・店頭呼びかけ】10/13(木)ユニクロ製造請負工場における労働者の権利侵害に関する記者会見・店頭呼びかけを行いました。

dscf5831dscf5717dscf5755

 

 

 

 

 

 

 

国際人権NGOヒューマンライツ・ナウでは、2016年10月13日、ファーストリテイリング株式会社(FR社)のカンボジア国内製造請負工場における労働者の不当解雇の実情を広く知らせ、FR社の行動規約に即した問題解決への対応を求めるために、NGO共同記者会見と店頭呼びかけ行動を実施しました。

ヒューマンライツ・ナウでは、2015年1月、ユニクロの中国下請工場における労働環境に関する調査報告書を公表。劣悪な環境が衝撃を呼び、FR社は委託先工場における改善のためのアクションプランを公表しました。

2015年4月には、カンボジア委託先工場における労働環境の調査発表を現地労働組合C.CAWDU(Coalition of Cambodian Apparel Workers’ Democratic Union:カンボジアアパレル労働者民主連盟)と共同で厚労記者クラブにて実施、同組合所属の労働者への不当な取り扱い等を訴えました。

しかし、カンボジアについては特に十分な改善が見られないまま、2015年4月にヒューマンライツ・ナウが会見で問題を指摘したZhong Yin B工場では、2015年9月にC.CAWDU加盟の労働者が大量に解雇され、それから一年が経過し、職を奪われた労働者の生活は困窮の一途をたどっています。

記者会見では、こうした事情を説明し、FR社のカンボジア国内製造請負工場における労働者不当解雇について、FR社の行動規約に従って状況改善に取り組むよう要請しました。

 

workers-who-dimissed-by-the-employer-of-zhong-yin-factory%e5%ae%b6%e6%97%8f%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%91%ef%bc%88%e9%99%ba%e3%81%97%e3%81%84%e8%a1%a8%e6%83%85%ef%bc%89

 

 

 

 

 

<解雇された労働者の写真>

 

また、同日18時40分からは、ユニクロ銀座店前で、同問題を消費者に呼びかけるNGO共同行動を行いました。

参加者は、消費者に同問題についてより関心を持ってもらうように、「カンボジアの労働者の人権を守ってください!」「首切りファッションなんてきたくない!」と呼びかけ、同店を訪れた人々にアピールしました。
japan-group-action-2-small japan-group-action-3-smallaa