【イベント】5月28日HRNは福島における健康の権利に関し、国連人権理事会でサイド イベントを開催します。

2013年5月、国連「健康の権利」に関する特別報告者アナンド・グローバー氏は、
2012年11月の福島への調査ミッションの報告を国連人権理事会に対して行う(5月27日
または28日)。この機会に合わせて、ヒューマンライツ・ナウは以下のサイドイベン
トを開催します。
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福島原発事故後、影響を受けた子ども、女性等人々の健康について専門家は緊急の行
動を呼びかける。
2013年5月28日(火)午後4時から6時(ジュネーブ時間)
国連欧州本部( Palais des Nations)  Room XXVII
主催 ヒューマンライツ・ナウ(Human Rights Now)
共催
フォーラム・アジア/ 反差別国際運動
Asian Forum for Human Rights and Development (FORUM-ASIA)
the International Movement Against All Forms of Discrimination and Racism
(IMADR)
WHAT:  2011年3月の福島第一原発事故後、周辺住民は危険な放射性物質の汚染に晒さ
れています。特に、妊婦、子ども、乳幼児に対する深刻な影響が危惧されています。
人々は健康に生きることのできる環境のうちに生活する権利を有するにも関わらず、
健康を守るための十分な措置が講じられていません。
2012年11月、国連健康に関する権利特別報告者のアナンド・グローバー氏は来日し、
原発事故の影響を受けた人々の実情を詳細に調査しました。彼の報告は2013年5月、
第23会期人権理事会に報告されます。 この機会に、特別報告者の調査結果、勧告か
ら学ぶため、サイドイベントを開催することになりました。
ここでは、国際人権法の「健康に対する権利」保障のフレームワークに基づき福島で
何が行われるべきか、そして他の核・原子力災害において何が行われるべきかを議論
します。日本の人権専門家、福島の市民グループ、そして福島の避難者・居住者が原
発事故による人々への影響と今緊急に国際社会に求めることを訴えます。
報告者
アナンド・グローバー氏(国連「健康に対する権利」に関する特別報告者)
伊藤和子   (ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
井戸川克隆 (元双葉町長)
岩田渉(市民放射能測定所理事)
森永敦子(「子どもたちを放射能から守る信州ネットワーク(略称子ども信州ネッ
ト)」代表
モデレーター                              
伊藤和子   (ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
当日の国連人権理事会の模様については、インターネットにて
国連のビデオ中継等が予定されています
特別報告者アナンド・グローバー氏の昨年の調査後の記者会見では、
日本における施策が十分でないことが指摘され、子どもや女性等の
参加による政策の策定、現行の健康調査も改善、1ミリシーベルト
以下で生活する権利を人々が有することとその権利を確保するため
の補償・支援等の措置、支援立法を早急に実施すること等が勧告
されました。
今回は正式な報告が公表されることとなりますので、ヒューマン
ライツ・ナウとしては、その普及を努めるとともに、市民社会の
皆様と連携し、適切な勧告についてその実施に努めていきたいと
考えています。
皆様には是非ご注目いただくようお願いします。