2017年、ハリウッドの大物映画プロデューサーによる性的ハラスメント・暴行に対し、次々と俳優たちが性被害の告発を行ったのを機に世界中に広まった#MeToo運動。その後、日本映画界でも性暴力の告発が相次ぎ、監督と俳優など権力勾配を悪用した性加害の実態が浮き彫りになりました。
しかし、勇気を出して告発された方々の事案がすべて司法の場で取り上げられたわけではなく、被害補償も進んでいません。性被害を軽視する業界構造は変革できたのか、声を上げた方々に報いる再発防止策や救済メカニズムができたといえるのか、検証が必要です。
今回のイベントでは、告発の当事者でもあり、性暴力被害について社会に訴える活動を続けている俳優・文筆家の睡蓮みどり氏、俳優・エッセイストの石川優実氏をお迎えし、当事者の観点から、告発に至った経緯、映画界の課題、告発後に当事者のおかれた状況などについてお話しいただきます。社会の課題や私たち一人ひとりができることについて、考える機会にできたら幸いです。多くの方のご参加をお待ちしております。
【開催日時】2026年10月2日(金)19時~21時
【開催形式】Zoomウェビナーによるオンライン開催
【参加費】無料
【参加申込】こちらのPeatixページから
【申込締切】2026年10月2日(金)18時
【問い合わせ】hrn.women@hrn.or.jp
【登壇者】
睡蓮みどり(すいれん・みどり)氏
俳優・文筆家。早稲田大学第二文学部在学中にグラビアモデルとしてデビュー。その後、俳優として映画・舞台などに出演するほか、映画批評、エッセイ、インタビューなどの執筆活動を行う。現在は「キネマ旬報」の日本映画星取レビュー、「しんぶん赤旗」の連載コラム「あなたからはじまる」などを担当。自身も映画界における性暴力被害の当事者として、映像業界における性暴力やハラスメントの問題について発信している。
石川優実(いしかわ・ゆみ)氏
俳優・エッセイスト。1987年生まれ、岐阜県出身。2005年に芸能界入り。2017年末、「#MeToo」ムーブメントを受け、芸能界で経験した性暴力について声をあげる。それ以降ジェンダー平等を目指し活動。2019年、職場で女性のみにヒールやパンプスを義務付けることは性差別であるとし、「#KuToo」運動を展開。厚生労働省へ署名を提出した。同年10月、英BBCが選ぶ世界の人々に影響を与えた「100 Women」に選出。2022年2月には、ブログで映画界での性暴力を告発した。2023年、うつ病と複雑性PTSDの診断を受け、現在は自身の回復のため、試行錯誤する日常をニュースレター「for myself」でありのまま発信している。著書に、『#KuToo 靴から考える本気のフェミニズム』(2019年、現代書館)、『もう空気なんて読まない』(2021年、河出書房新社)『私が私を取り戻すまで 性暴力被害のその後を生きる』(2025年、新日本出版社)などがある。
刑法は変わったけれど、性暴力に寛容な社会は変わったのか?
2023年の刑法性犯罪規定改正により、地位関係性を利用した性行為も処罰対象としうる規定が置かれましたが、改正刑法が適切に運用されるかは司法・警察の現場にかかっています。刑法は変わったけれど、性暴力に寛容な社会は変わったのか?ヒューマンライツ・ナウでは、このことを問いかけるイベントをシリーズで行っています。




