県民の4人に1人が犠牲になった沖縄戦から80年が経ちました。戦後、長らく米軍に支配され、返還後も多くの米軍基地が存在する沖縄。民意を無視した新基地建設が進み、基地に起因する環境汚染や、米軍関係者による性犯罪など、現在もさまざまな人権問題が起きています。
沖縄戦における多大な民間人犠牲の史実に反する歴史修正の動きも憂慮されます。一方、台湾海峡の軍事緊張が高まる中、若い世代の間で対話による平和構築を模索しようとする動きも始まりつつあります。
ヒューマンライツ・ナウ(HRN)は、戦後80年を振り返り、沖縄の未来を考えるウェビナーを開催します。長年、沖縄の基地問題に携わってきた加藤裕弁護士、東京大学大学院総合文化研究科の阿古智子教授、2019年に行われた辺野古米軍基地建設の賛否を問う沖縄県民投票に取り組み、現在は一橋大学大学院法学研究科博士後期課程に在籍する元山仁士郞さん、日米地位協定改正を求める団体What is SOFAで活動する慶應義塾大学学生の崎浜空音さんに、それぞれの立場から語ってもらいます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】2025年8月24日(日) 午後7時より
【開催方法】Zoomによるオンライン開催
【参加費】無料
【申込方法】https://20250824hrn.peatix.com/
【申込締切】2025年8月24日(日)正午
【スピーカー】
加藤裕氏
弁護士(沖縄合同法律事務所)。普天間基地爆音訴訟や沖縄県の国との間での辺野古新基地訴訟などを担当。
阿古智子氏
東京大学大学院総合文化研究科教授、HRN理事/アドバイザー。台湾海峡両岸の問題を巡り、台湾、中国本土、沖縄、米国などから来た、背景も立場も異なる若者たちが対話するイベント「Strait Talk(海峡尋新)」を行っている。
元山仁士郞氏
「辺野古」県民投票の会元代表で、一橋大学大学院法学研究科博士後期課程に在籍。神奈川大学/沖縄国際大学非常勤講師、法政大学沖縄文化研究所奨励研究員、HRNアドバイザー。SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)、SEALDs、SEALDs RYUKYUの立ち上げ/中心メンバー。
崎浜空音氏
慶應義塾大学法学部法律学科4年在籍。2024年12月に開催された米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会でスピーチを行う。現在は沖縄戦や基地問題、選挙に関する情報をSNSで発信しながら、日米地位協定改正を求める団体What is SOFAで活動中。
【問い合わせ先】
ヒューマンライツ・ナウ 事務局
info@hrn.or.jp
※応援チケットは参加費となるため、寄付金受領証明書は発行いたしかねますので予めご了承ください。