~ミャンマーの未来の民主化・人権の担い手を育てる活動~
アウンサンスーチー氏の釈放後、国際的に話題に上ることが多い国、ミャンマー(ビルマ)。これまで、軍事政権の元で、人権や自由を求める活動が抑圧されているどころか、 「人権」という言葉さえ使えない国でした。それでも、国内には自由を求める若者たちがいます。
HRNは、ミャンマー(ビルマ)の民主化を目指すミャンマー(ビルマ)法律家のNGO「ビルマ法律家協会」と連携して、タイ・ミャンマー(ビルマ)国境の町メイソットにて、未来のリーダーとなる若者たちのための法律学校、「ピース・ロー・アカデミー」(PLA)を運営してきました。PLAは、ビルマ国内やタイの難民キャンプから選抜されてきた主に20代の若者たちが、寮生活を送りながら、ビルマの法律とともに、各国の憲法や人権、国際人権・人道法その他のリーガル・スキルを学ぶ法律学校です。
特に、人権侵害の標的になりやすい少数民族や女性を重視し、地域バランスを配慮して多数の希望者から選抜しています。HRNは資金難から閉鎖に追い込まれたこの学校を支援、2009年に再開させ、運営をするとともに、日本から法律実務家などを講師として派遣しています。
ミャンマー(ビルマ)の民主化を進め、定着させるためには、草の根からの民主主義が実現することが重要です。そのためには、一人でも多く、人権と民主主義について 理解する、若いリーダーが育っていく必要があります。
卒業生は、卒業後、祖国に戻って弁護士になったり、民族のリーダーになって平和で人権の保障させる国につくりたい、と真剣に勉強を続けています。互いが争い合っている少数民族の青年どうしが2年間一緒に学ぶなかで、信頼が醸成され、民族の和解と平和を望む気持ちも育まれています。
そんな彼らに、アジアの国である日本の法律家の知識や経験、人権活動を伝えることは大きな意義があり、日本の法律家だからこそできる貴重な成果をあげています。
今後は、卒業生や、国内の弁護士とも連携し、民主化が進みつつあるミャンマー(ビルマ)国内での教育支援にも取り組んでいく必要があります。
これからは、アウンサンスーチー氏一人ではなく、その代わりになるたくさんの未来のリーダーを。」そうした思いをこめて、私たちは学生たちの教育活動に取り組んでいます。
■ピースローアカデミーについて
http://hrn.or.jp/activity/1467/
http://hrn.or.jp/media/1420/
http://www.ken1.tv/ken1-eye/2008/03/0301.html
■2009年度の活動
http://hrn.or.jp/activity/1451/
http://hrn.or.jp/activity/1478/
http://hrn.or.jp/activity/1471/
http://hrn.or.jp/activity/1493/
http://hrn.or.jp/activity2/peacelaw/hrnnews9.pdf
■メディア等の報道
http://hrn.or.jp/media/1437/
http://hrn.or.jp/activity/1488/
■2010年度の活動
http://hrn.or.jp/activity/1599/
http://hrn.or.jp/activity2/peacelaw/hrnnews14.pdf
■メディア等での報道
http://hrn.or.jp/media/1506/
http://hrn.or.jp/media/1512/
http://hrn.or.jp/media/1608/
http://hrn.or.jp/activity2/SCAN2475_000.pdf
■2011年度の活動
http://hrn.or.jp/activity2/topic/2011/