【非戦ネット関連イベント】紛争現場からみた安保法制-戦場の現実と向き合う-
国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは2016年6月18日、世界の紛争の現場で発生している過酷な人権侵害を目の当たりにしてきたジャーナリスト綿井 健陽氏、エイドワーカーとしてイラクの紛争現場で活動を続けてきた高遠 菜穂子氏をゲストに招き、「紛争現場からみた安保法制-戦場の現実と向き合う-」を青山学院大学人権研究会と共催しました。
同イベントは、日本で安全保障関連法が成立し、今後日本が直接的・間接的に武力行使に参加し、海外の紛争に加担する可能性が浮上する中、紛争現場の現状を知ることで安保法制の意味・リスクをと改めて考える目的で開催されました。
ゲストスピーカーである高遠さん、綿井さんは、イラク内の各勢力間の紛争が続いており、子どもや女性を含むたくさんの方が人権侵害に苦しんでいる現状を、写真や映像を通じて紹介しました。また、イラク戦争に参戦した各国がいま検証作業を行っている中、日本はそのような検証もなく、安保法制を成立させたことに対する危機感を示しました。
参加者の方からは、今後、紛争の話を若い人に伝えていくことが重要だといった意見も出され、活発な議論が交わされました。
ヒューマンライツ・ナウでは、今後も、紛争現場の声を伝え、戦争そのものに異議を唱える取り組みを続けていきます。皆様のご支援、よろしくお願いします。
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