1月20日に発表した「水産業における人権侵害と日本企業の関わりに関する報告」の日本語訂正版及び英語版を公開しました。
本報告書では、昨年5月に発覚した中国籍漁船上でのインドネシア人移民労働者に対する人権侵害事件を踏まえ、世界の水産業における人権侵害の実態と日本企業の関わりを明らかにするとともに、水産業における人権侵害を解消し、透明性を確保し、持続可能な漁業慣行を確立すべく、日本政府及び日本の水産業界に対し、解決に向けた提言を行っています。
【日本語訂正箇所】
1ページ目
変更前:彼らのうち、賃金を受領できた者でも、年間で300~400米国ドルしか受け取ることができなかった。
訂正後:このため多くの船員が正当な賃金を受領できておらず、13ヶ月分の(手数料控除後の)最低賃金は120ドル、平均賃金は500ドルと、それぞれ約束された金額の3%と11%であった。
4ページ目
変更前:ある報告では、IUU漁業により漁獲された米国産アラスカポロックのうち2〜3パーセントが中国やベトナムに運ばれ、そこでロシアからのIUU漁業により調達されたアラスカポロックと混合され日本に輸入されている。
訂正後:ある報告では、IUU漁業により漁獲された米国産アラスカポロックのうちIUU漁業により漁獲されているのは現実的に可能な限り削減された2〜3パーセントに過ぎないが、それらは中国やベトナムなどに運ばれ、そこでロシアからのIUU漁業により調達されたアラスカポロックと混合され日本に輸入されている。
▼PDFはこちらからご覧いただけます。
日本語訂正版:(訂正版)水産業における人権侵害と日本企業の関わりに関する報告
英語版:Human Rights Abuses in the Global Seafood Industry and Its Links to Japan
Human Rights Abuses in the Global Seafood Industry and Its Links to Japan