【イベント】6/29「使い捨てにされる人々~人身売買大国ニッポンの現実」人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)結成10周年記念シンポジウム

人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)結成10周年記念シンポジウム
         http://jnatip.jp/oshirase2.html
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「使い捨てにされる人々~人身売買大国ニッポンの現実」
人身売買は、それを生み出す社会の問題であり、
私たちの日常に深くつながっている課題です。
【日時】 2013年6月29日(土) 午後1時30分~午後5時
【場所】 明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー 1113教室
【主な内容】
《第1部》 外国人研修生・技能実習生の声、今現場で何が?労働分野の人身売買
《第2部》 見えにくくなっている性的人身売買、日本人女性も気がつけば被害に
《第3部》 提言。問題解決に向けて何が必要? 何ができる?
【資料代】 500円(学生無料) 【定員】 100名
【事前申し込み先】 お名前・所属・連絡先をメール、またはFAXでお知らせください。
event@imadr.org  Fax:03-6280-3102 Tel:03-6280-3100
担当:原(反差別国際運動(IMADR)
〒104-0042 東京都中央区入船1-7-1 6F
“日本人女性の被害者も増えているってほんと?”
“将来子どもたちが、搾取されるかも……?”
“経済成長のためには安い労働力も必要?”
“人身売買とかって私たちとは関係ない?”
“外国人技能実習生も人身売買の被害者?”
“時給300円以下、休日も自由もないんだって!”
 日本は人身売買の受け入れ大国ですが、一般にそのことはほとんど知られていません。
 今年も6月に米国務省の「人身売買報告書」が発表され、世界各国の人身売買の
実態や政府による施策の評価がなされます。日本は2001年から毎年、「政府は努力を
しているものの、人身売買撤廃のための最低基準を満たしていない」国として評価されて
おり(2004年は監視対象国)、今年も同じ評価がなされるものと予想されます。
 NGOやシェルターなどの民間団体は、2003年に人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)を
結成し、政府や国会議員に対し、多言語ホットラインの開設、被害者認定の拡大、政府
専管部署の設置、被害者保護支援を含む人身売買禁止法の制定、などを要請して
きましたが、実現には至っていません。これを実現させるには多くの共感の声が必要です。
 日本には、強制労働に当たる事例がありながらも、労働分野の人身売買は一件も認定
されていないという問題があります。また性的搾取の人身売買は、搾取が巧妙になり、
見えにくい課題になっていることに加え、日本人の少女が売買される事例が多発しています。
 本シンポジウムでは、それらの課題に焦点を当て、現場の声を聞き、一人一人にできる
ことを考え、解決への道筋を探っていきたいと考えています。
【予定プログラム】
午後1時 開場 / 午後1時30分 開演
《第1部》外国人研修生・技能実習生の声、今現場で何が? 労働分野の人身売買
     技能実習生の声/制度の人身売買構造を検証/裁判の現場から
《第2部》見えにくくなっている性的人身売買、日本人女性も気がつけば被害に
     性的搾取を受けた女性たちのその後/性的人身売買被害の事例報告
《第3部》提言。問題解決に向けて何が必要? 何ができる?
     国連から日本に求められていること/解決に向けた提言/私たちにできること
Q&Aおよび全体討議
【主な登壇者】
●アメリカ大使館からのゲスト(打診中)
●元外国人研修生・技能実習生(予定)
 実際に被害に遭った研修生・技能実習生の立場から、実習現場での搾取労働を証言する。
●鳥井一平【移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連)事務局長】
 外国人研修生・技能実習生への労働搾取問題の解決を目指し、
 被害者の労働問題・人権問題に取り組み、企業などとの直接交渉も行う。
 政府への働きかけ、啓発活動も行っている。
●大坂恭子【弁護士/外国人研修生問題弁護士連絡会共同代表】
 裁判などで研修・技能実習生に対する人権侵害の問題に取り組む。
●武藤かおり【NPO法人女性の家サーラー理事・事務局長】
 人身売買・DVの被害に遭った外国籍女性を民間シェルターにおいて保護している経験から、
 その具体的な問題点を訴えている。
●藤原志帆子【NPO法人ポラリスプロジェクトジャパン代表】
 ホットラインや若い女性の相談事業を通して性的人身売買の解決に奔走。
 特に日本人少女の被害が増えている現状を広く訴えている。
●原由利子【反差別国際運動(IMADR)事務局長】
 国際人権や人種差別の視点から、この問題に関わっている。
●吉田容子【JNATIP共同代表/弁護士(市民共同法律事務所)/立命館大学法科大学院教授】
 特に暴力被害を受けた女性や外国人への法的支援に尽力している。
●山岡万里子【ノット・フォー・セール・ジャパン(NFSJ)代表】
 市民が各々の場で貢献できるように、人身売買問題の啓発を行っている。
【会場】
 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー 1113教室
【最寄駅からのアクセス】
■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩5分
共催:人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)、移住労働者と連帯する全国ネットワーク
(移住連/SMJ)、ノット・フォー・セール・ジャパン(NFSJ)、反差別国際運動(IMADR)
後援:国際ソロプチミスト広島-もみじ
協力:アジア女性資料センター、アジアの女性と子どもネットワーク、
Wesley Foundation、ECPAT/ストップ子ども買春の会、かものはしプロジェクト、
CONGO JUSTICE JAPAN、女性の家サーラー、てのひら・人身売買に立ち向かう会、
ヒューマンライツ・ナウ、ポラリスプロジェクトジャパン