【イベント】12/12 カンボジア特別法廷―現地訪問報告会

*終了しました*ありがとうございました

12 月12 日にHRN事務所で行った報告会では、各地のパブリック・ヒアリングの様子をビデオ放映したり、写真で法廷の様子をご紹介しながら、被害者参加の手続利用の状況やNGO の活躍など、クメール・ルージュ法廷の今をご報告しました。質疑応答・意見交換も活発になされ、カンボジアにとっての同法廷の意味(被害者参加は、カンボジア社会一般にプラスの影響を与える面があるのでは)、裁判手続の意味と限界(クメール・ルージュ幹部を裁くことは意味があるとしても、それだけで終わりではいけないのでは)など、熱い議論が交わされました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ◆ヒューマンライツ・ナウよりご案内◆
  『カンボジア調査報告会 クメール・ルージュ法廷のいま』
        日時:12月12日18時30分~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 2007 年11 月11 日から1 週間、HRNの山本晋平弁護士、インターンの小川隆太郎がカンボジアを訪問しました。カンボジア各地では、現地のNGO・Center for Social Development (CSD)などの主催で、被害者たちが参加するパブリック・ヒアリングが開かれています。HRNの現地訪問中、CSD の報告会議に、山本・小川も参加しました。
各地のNGO の自主的な取組みと、ECCC への正式な被害者参加の手続きは、それぞれ並行して進められています。
 また、HRNの現地滞在中に2人が逮捕されるなど、5人の幹部らがつぎつぎと身柄を拘束され、訴追の手続が進んでいます。他方で、予算不足とECCC 運営上の問題が指摘されてきました(汚職の防止、適正な人事採用、透明性の確保、リーダーシップ確立など)。その後、進展もありましたが、引き続き、最大のドナー国・日本政府の役割・責任が大きいところです。

今後の法廷の行方は?
被害者参加はどうなっているのか?

報告会では、現地での見聞、多くの関係者との情報・意見交換をうけて、最新の状況をご報告したいと思います。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。

■ 詳 細 ■

・カンボジア調査報告会「クメール・ルージュ法廷のいま」
・日 時:12 月12日(水)18:30~
・場 所:ヒューマンライツ・ナウ事務所
     (〒110-0015 台東区東上野1-20-6 丸幸ビル3F)
・報告者:山本晋平(弁護士、ヒューマンライツ・ナウ事務局)
      小川隆太郎(ヒューマンライツ・ナウ インターン)