アジアン・アクティビスタ

アジア地域で活躍する女性活動家「Asian Activist-α」たちを、表彰・応援しています。

2009年

ナンディーニ・ラオ氏(インド)
女性NGO Jagori コーディネーター

ナンディーニ・ラオ氏(インド)女性NGO Jagori コーディネーター女性の権利擁護のためにシェルター、キャンペーン、政策提言と幅広く活動。
暴力に直面した女性のための支援プログラム、DV被害女性らのグループカウンセリングも開催。
2005年の先駆的なDV法の制定に大きく貢献する。

2010年

ティンティンアウン氏(ミャンマー)
ビルマ女性連盟理事

ティンティンアウン氏(ミャンマー)ビルマ女性連盟理事20年にわたり、インドにおいてビルマ民主化や女性の人権、エンパワーメントのために活動に取り組む。
ビルマ女性に対する犯罪についての国際民衆法廷に参加、ビルマ軍政によるレイプや拷問、強制労働などの被害を訴えた。

2012年

ハシナ・カールビー氏(インド)
Impulse Social Enterprise代表

ハシナ・カールビー氏(インド)Impulse Social Enterprise代表長年にわたり人権活動家として子どもや女性の人身取引、児童労働などの問題に取り組む。
子どもの人身取引を包括的に防止する枠組みとして「メガラヤ・モデル」を開発。
現在インド国内の8つの州で適用されている。

2013年

王 晶晶氏(中国)
「公衆環境研究中心」ナンバー2

王 晶晶氏(中国)「公衆環境研究中心」ナンバー2主に水や大気等の環境問題に関する調査・情報公開に取り組む。
汚染源の工場を公表するだけでなく、その工場から部品を仕入れている大手メーカー名も公表、対応を求めることで、汚染を停止させるという手法で活動している。

2015年

アレックス・チャン氏
Students and Scholars Against Corporate Misbehaviour (SACOM)プロジェクト・オフィサー

アレックス・チャン氏 Students and Scholars Against Corporate Misbehaviour (SACOM)プロジェクト・オフィサー

2016年

キャサリン・ジェーン・フィッシャー氏(オーストラリア)
ウォリアーズ・ジャパン(Warriors Japan‐Woman Against Rape)代表

キャサリン・ジェーン・フィッシャー氏(オーストラリア)オーストラリア出身。1980年代に来日・永住。2002年4月、神奈川県で米空母「キティホーク」所属の米兵にレイプされ、さらに捜査の 神奈川の警察でセカンドレイプに遭い、深刻なPTSD(心的外傷後ストレス)におちいる。2002年5月、24時間体制で性犯罪防止と被害者への支援に取り組む「ウォリアーズ・ジャパン(Warriors Japan‐Woman Against Rape)」を設立。その他、署名活動、講演、ドキュメントビデオ作成等、レイプ被害者の声を発信する活動を精力的に続けている。著書として、「自由の扉―今日から思いっきり生きていこう」 「I Am Catherine Jane(邦訳:涙のあとは乾く)」などがある。

2017年

伊藤 詩織 氏(日本)
ジャーナリスト

伊藤 詩織 氏(日本)ジャーナリスト自らのレイプ被害体験を公表し、日本の#MeToo運動の先駆者として、性暴力被害の根絶のために声をあげる。2018年3月、国連での記者会見・パラレルイベントでは、メインスピーカーとして、レイプ被害者女性にとって過酷な日本の現状について語る。ドキュメンタリー・フィルムメーカーとしても活動し、著書に『Black Box』がある。

2018年

中国の人権派弁護士と弁護士を支える家族(中国)

ハシナ・カールビー氏(インド)Impulse Social Enterprise代表中国では、2015年7月9日頃から、人権派弁護士が一斉に拘束される事件が発生している。拘束中の拷問や自白の強要、弁護人選任権の侵害等の問題が国連の人権機関や国際人権NGO、国際法曹団体、各国弁護士会等から指摘されている。弁護士の家族は行動を制限されたり、子どもが学校に通えなくなったりするなど、不当な扱いを受けているが、法の支配が中国に広がるように、夫や妻を取り戻すために、訴えを発信し続けている。