【国際女性デー特別ウェビナー】3月9日開催「Yes Means Yes! の実現を求めて~世界女性デーイベント~」

3月8日の国際女性デーにちなんで、ヒューマンライツ・ナウ主催のウェビナー「Yes Means Yes!の実現を求めて~国際女性デーイベント~」を開催いたします。
意に反する性行為の加害者が処罰されず、被害者が置き去りにされる刑事裁判のあり方が問われています。

2019年3月の4件の無罪判決を契機とするフラワーデモが全国各地に広がり、刑法改正を求める声が高まったことを受けて、法務省・法制審議会では今、刑法性犯罪規定の再度の改正が議論されています。果たしてこの議論が被害者の思いや被害の実態を反映したものになっているのでしょうか?

ヒューマンライツ・ナウでは、国際女性デーに合わせ刑法改正を目指すトークイベントを企画しました。日本での同意に基づく性犯罪法(「Yes means Yes」法)の実現に向けて、4名のゲストスピーカーに課題や想いを語って頂きます。

 

【申込】http://ptix.at/1nFmvy
【日時】2022年3月9日(水)18:30~
【開催方法】Zoomウェビナー
【参加費】無料
【参加方法】参加申込に使用したメールアドレスに、イベント当日までにZoomリンクをお送りします。
【登壇者】(五十音順)
●小川たまかさん
ライター。主に性暴力を取材し、Yahoo!ニュース個人などで執筆。新刊『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)、そのほか『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス)、共著に『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)。

●加藤真央さん
Speak Up, Sophiaメンバー。

●斉藤梓さん
目白大学専任講師、臨床心理士/公認心理師/博士(心理学)。上智大学、同大学院博士後期課程満期退学。臨床心理士として小中学校や精神科クリニックで勤務する一方、民間被害者支援団体にて、殺人や性暴力被害等の犯罪被害者、ご遺族の精神的ケアに取り組んできた。現在は大学で教育と研究に携わりながら、被害者支援を継続している。著書に『性暴力被害の実際ー被害はどのように起き、どう回復するのか』(齋藤梓・大竹裕子編著,金剛出版)。

●山崎彩音さん
Speak Up, Sophia共同代表。

2018年7月1日にスウェーデンでは、性行為に関して「積極的な同意(Yes)」を必要とする新たな性犯罪規定が施行されました。性行為は自発的なものでなければならない、「Yes」だけが同意したということであり、それ以外は「No」(不同意)と解釈するということです。日本でも2017年6月、犯罪に関する改正刑法が成立しましたが、110年ぶりの大幅改定であったものの、暴行・脅迫がなければ罪に問えないなど課題は残り、被害者などからは「実態を反映していない」という指摘があります。