【声明】中国における人権活動家、弁護士の取り締まりについて

ヒューマンライツ・ナウは、中国で続く人権活動家や弁護士、その家族への取り締まりについて国連総会で発表する声明文を作成しました。

2015年7月9日から中国では人権弁護士や活動家の取り締まりが強化されています。「the 709 Crackdown」と呼ばれるこれらの取り締まりは、その後も多くの活動家が当局によって逮捕、起訴されています。ヒューマンライツ・ナウは中国の当局に対して人権活動家の「嫌がらせ」をただちに止めるよう要求しています。

ある報告では、321人の弁護士、パラリーガル、法律事務所職員、人権活動家とその家族が取り調べを受け、国外に出ることを禁止され、逮捕されたり、監視されたりしています。最近では2019年1月28日人権弁護士の王全璋が「国家転覆罪」で4年6か月の禁固刑を受けました。王は2015年8月から3年半も監禁されていました。彼の妻も夫の不当な逮捕に抗議したことで自宅に監禁されました。似たような状況は他にも多くあり、人権活動家の弁護士である刘正清も2018年12月25日に弁護士資格をはく奪されました。

2018年12月から2019年1月まで多くの活動家が起訴されました。
1月14日:公衆トイレにメッセージを書くよう人々に訴えた活動家が3年半の禁固刑を受けた。
12月28日:習近平国家主席を風刺するビデオを共有したウェブサイト編集者に20か月の禁固刑が下された。
12月25日:Boxunニュースの投稿者が4年の禁固刑を受けた。

他にも中国共産党を批判する教授や北京大学で#MeToo運動をしていた学生なども同様に逮捕されています。

これらの逮捕は、中国の憲法で守られている「中国の国民には言論の自由、報道の自由、集会の自由、デモをする自由」と矛盾するものであり、世界人権宣言で守られている言論自由にも反しています。弁護士に関しては、これらに加え、さらには、1990年の第8回国際連合会議で採択された国連の弁護士の役割に関する基本原則にも違反しています。

ヒューマンライツ・ナウは中国当局に対し1)抑圧的な取り締まりを止め、人権弁護士と平和活動家を釈放する、2)自由な法律家の活動を認める、3)平和的な集会を開くことを認める、4)人権活動家や弁護士の家族に対する嫌がらせを止める、5)人権弁護士や活動家に対する政治的圧力と嫌がらせを止める、6)法律を見直し、国連で認められている活動家の活動を認める、などを要求しています。

声明文の全文は下記のリンクからご覧になれます(英文)
CHINA UN statement