このたび、8月4日(木)開催「中国問題セミナー:中国の環境問題-法、メディア、市民社会からのアプローチ-」を他団体と共催する運びとなりました。
同イベントは、中国の環境法研究者の第一人者である中国政法大学の王燦発教授と、メディアと市民社会を鋭く分析する新進気鋭の清華大学・曾繁旭准教授(2016年7-9月:国際交流基金フェロー、東京大学客員研究員)を招いての講演会となります。
皆さまお誘いあわせの上、ぜひ、ご参加ください。
【日時】2016年8月4日(木)17:50-19:50
【場所】東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE EAST K212教室
【申込方法】お名前、ご連絡先、ご所属を明記の上、東京大学・阿古智子(tako19710528@gmail.com)までご返信ください。
【主催】東京大学、神戸市外国語大学
【共催】認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ、明治大学中国研究所
*日中逐次通訳つき
講演①「中国の環境訴訟の現状と今後の展望」
スピーカー:中国政法大学・王燦発教授
1994年から、中国の新聞『中国環境報』で「弁護士郵便箱」のコーナーを担当し、公害被害者などの質問に答えてきた。1999年には「公害被害者法律支援センター」(CLAP)を立ち上げ、中国の公害被害者に対する訴訟支援を開始。2001年からは弁護士、裁判官、環境保護局の職員を対象とする「環境公益訴訟研修」を毎年実施している。2005年にグリーン中国人物賞を受賞。中国環境科学学会常務理事などを務める。今回は、科学研究費「中国環境訴訟における受理プロセスの実態と環境被害者救済の課題」(神戸外国語大学・櫻井次郎准教授代表)の招聘事業で来日している。
講演②「中国の環境運動とメディアの役割」
スピーカー:清華大学・曾繁旭准教授
専門は政治コミュニケーション、リスクコミュニケーション、ソーシャルメディアと大衆世論など。中国メディア大学で2004年に修士号を、2007年に博士号を取得したのち、2007年から中山大学で助教を務め、2012年に清華大学の副教授(准教授)に就任。雑誌『南方人物週刊』などメディアでの勤務経験もある。主な著書に『表現の力量:中国の公益組織がメディアと出会う時』(上海三聯書店出版社、2012年)
また、8月5日(金)には、大阪にて同じく王燦発氏を招いてのセミナーが行われます。関西にお住まいの方は、こちらのセミナーをご参考ください。
概要はこちら→日中環境問題サロン2016 【PDF】
詳細はこちらのウェブサイトで→http://aozora.or.jp/archives/26438