【お知らせ】5/26(木)「院内シンポジウム: AV出演強要被害の被害根絶を目指して」知的財産振興協会に出席を要請いたしました。

国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、2016年5月26日(木)に参議院議員会館で「院内シンポジウム: AV出演強要被害の被害根絶を目指して」を開催予定ですが、本シンポジウムに関し、特定非営利活動法人 知的財産振興協会(IPPA) 宛に出席を要請する文書を送付いたしましたので、ご報告いたします。本シンポジウムで業界を代表する団体としてご発言頂くとともに、今後の対応・協議について検討いただくよう要請いたしました。

 

特定非営利活動法人 知的財産振興協会 御中

前略

認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウと申します。
貴団体がAV業界を横断する組織とうかがいましてご連絡させていただきました。
当団体は日本を拠点とする国際人権NGOであり、女性や子ども等の人権擁護の課題に取り組んでおります。
さて、報道等でもお聞き及びかもしれませんが、当団体は今年3月3日に、アダルトビデオ出演強要被害に関する調査報告書を公表し、被害防止のために様々な提言を行っております。
http://hrn.or.jp/wpHN/wp-content/uploads/2016/03/c5389134140c669e3ff6ec9004e4933a.pdf

このたび、調査報告書の内容を広く一般の方にも知っていただき、被害防止のための方策を議論するシンポジウムを下記のとおり開催することになりました。
つきましては、業界を代表する団体として貴団体にぜひ出席いただき、私たちの報告を受けての見解を(ご反論等も含め)うかがえればと存じます。
急なお願いで誠に恐縮ですが、ぜひご出席いただきたくご連絡させていただきました。
イベント概要は下記のとおりです。ぜひご高配のほどよろしくお願いいたします。
またもし、出席がかなわない場合でも、被害根絶に向けて今後協議を進めさせていただきたく存じます。
当団体が調査で確認した女性たちの被害は大変深刻なものであり、決して繰り返されてはならないと考えております。

そのためには法整備の面で省庁、議員にも行動を求めてまいりますが、業界としてのご尽力もお願いしたいと考えております。

ぜひ当団体の報告書をご一読いただき、対応をご検討いただくようお願いいたします。

何卒よろしくお願いいたします。

認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子

草々

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院内シンポジウム:  AV出演強要被害 の 被害根絶を目指して


国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、2016年3月3日、女性の権利プロジェクトによる調査報告書 「日本:強要されるアダルトビデオ撮影 ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、 女性・少女に対する人権侵害」を公表し、社会的に大きな反響を呼びました。 (報告書はこちらからご覧いただけます。http://hrn.or.jp/news/6600/

この度、アダルトビデオ産業でおきている人権侵害、報告書の趣旨・内容についてより深く知って頂くため、被害体験者や支援団体の方、各分野の専門家をゲストに報告会を開催することになりました。
報告会を通して被害の実態を知っていただくとともに、被害救済の方向性について、労働者保護、消費者保護、企業の人権責任など、主として法的な観点から議論を深め、社会の関心を高める契機となればと考えております。皆様の参加をお待ちしております。

<イベント概要>

日時: 2016年5月26日(木)17:30~19:45
場所: 参議院議員会館 B 109号室

東京都千代田区永田町2-1-1

アクセス 地下鉄 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」1番出口よりすぐ

地下鉄 丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」1番出口より徒歩5分

※入館証が必要です。入館証は17時~ロビーで配布いたします。

資料代:1,000円
主催 :特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ

※事前申込制(申込み方法は下記ご確認ください)

<プログラム>

1)発言 出演被害体験者の声(予定)
2)報告
・相談事例について 藤原志帆子氏(人身取引被害者サポートセンター ライトハウス代表)
・報告書と提言    伊藤和子氏(弁護士/ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
・消費者保護の観点から 中野和子氏(弁護士/東京都消費者被害救済委員会委員)
・労働法規制の観点から 田村優介氏(弁護士/ブラック企業被害対策弁護団 副事務局長)
3) 質問・意見
4) 質問を受けた報告者のディスカッション

コーディネーター 中西俊枝氏(弁護士/ ヒューマンライツ・ナウ女性の権利プロジェクトチーム)

<プロフィール>

  • 藤原志帆子氏
    人身取引被害者サポートセンター ライトハウス代表。
  • 中野和子氏
    1993年弁護士登録、2007年度第二東京弁護士会副会長、2008年度第二東京弁護士会消費者問題対策委員会委員長、2012年、13年度日弁連消費者問題対策委員会副委員長、2009年から国民生活センターADR特別委員。
  • 田村優介氏
    弁護士。ブラック企業被害対策弁護団副事務局長。労働者の精神を追い込み人格を破壊するようなブラック企業問題,入社時の説明と実際の労働条件が食い違ういわゆる「求人詐欺」問題等に取り組む。
    所属事務所:城北法律事務所
    事務所URL:http://www.jyohoku-law.com/
  • 伊藤和子氏
    弁護士、ヒューマンライツ・ナウ事務局長。1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。

<申込方法> ※事前申込必須

  • 参加申込フォームからのお申込み
    こちらの参加申込フォーム(URL: https://goo.gl/Y4udg8)からお名前、ご連絡先をご登録下さい。
    資料代は当日会場でのお支払いとなります。
    ※上記フォームでご登録できない場合は、お手数ですが、HRN事務局(info@hrn.or.jp)へ、件名を「5/26 AV報告書報告会」として、お名前、ご連絡先、ご所属をご送信下さい。
    ※事前申込必須とさせて頂きますのでお手数ですが、事前のお申込みお願いします。
  • メディア取材希望される方
    HRN事務局(info@hrn.or.jp)あてに、①所属先②お名前③取材形態 を記載の上メールにてお申込みお願い致します。

<主催>
特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)

<お問い合わせ先>
認定NPO法人 ヒューマンライツ・ナウ(HRN)事務局(担当:関根)
Email:info@hrn.or.jp Tel: 03-3835-2110 Fax: 03-3834-1025 Web: http://hrn.or.jp/