ヒューマンライツ・ナウでは、昨年ご好評を頂きました「企業の社会的責任と人権 勉強会」シリーズに引き続き、HRNビジネスと人権セミナー「ラギー原則を超えて」を開催いたします。
■実施概要
・日時:2015年5月21日(木)13時〜17時(開場:12時半)
・場所:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室B・C
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/outline/tabid/136/Default.aspx
・参加費:5000円
■対象
企業のCSRご担当者様、大学関係者、弁護士の方、
ビジネスと人権に興味のある方など、どなたでもご参加頂けます。
■コンセプト
「ビジネスと人権に関する指導原則(ラギー原則)」が2011年に策定されて4年が経過しました。日 本企業のなかでは、同原則に関する理解が進みつつあるものの、具体的にどうこの原則を実施するのか、どうサプライチェーンをモニタリングし、人権侵害を防止・是正していくのかについて、試行錯誤が続いています。今回のセミナーでは、ビジネスにおける人権侵害をなくし、再発を防止するために今必要とされている対策など、「ビジネスと人権に関する指導原則(ラギー原則)」の一般的理解を越えたより実効的な取り組みについて、独自の調査・活動経験、過去の事例を紹介しながら、参加者の皆様と議論し、人権デューデジェンスの実施方法、人権侵害が発生した場合の適切な対応などを提案します。
■ラギー原則とは
ラギー原則とは、「企業と人権」に関する国連事務総長特別代表・ジョン・ラギー氏がまとめ、2011年に国連人権理事会で承認された、ビジネスと人権に関する指導原則。保護・尊重・救済の枠組みを明確化した。
■講師紹介
・齊藤 誠 氏(さいとう まこと)
弁護士・日弁連弁護士業務改革委員会・企業の社会的責任(CSR)と内部統制に関するプロジェクトチーム座長
東京都立大学法学部卒、1978年弁護士登録。2002年に弁護士法人斉藤法律事務所を設立。日本弁護士連合会 弁護士業務改革委員会委員同委員会 企業の社会的責任(CSR)と内部統制に関するプロジェクトチーム 座長や、社会的責任に関する円卓会議 総会の専門家委員などを務める。共著に「男女共同参画推進条例のつくり方」ぎょうせい 2001など。
・伊藤和子 (いとう かずこ)
弁護士 国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
1994年弁護士登録。ニューヨーク大学ロースクール客員研究員、米国の人権NGO勤務を経て2006年、ヒューマンライツ・ナウを発足。以後、事務局長として国内外の人権問題に取り組む。近年、中国・カンボジア、バングラデシュなどでグローバル企業に関わる人権問題を調査。ユニクロ(ファースト・リテイリング)下請け工場の労働環境調査が多くの反響を呼んだ。著書に「人権は国境を越えて」(岩波書店)など。
・阿古智子 氏(あこ ともこ)
東京大学大学院総合文化研究科准教授。
大阪外国語大学外国語学部中国語学科卒、名古屋大学大学院国際開発研究科修士課程修了、香港大学教育学系で博士号を取得。公衆環境研究センター(IPE)のディレクターなどとともに企業の生産拠点におけるモニタリング方法などCSR のあり方について研究。著書に「貧者を喰らう国中国格差社会からの警告」(新潮社)など。
■タイムスケジュール(予定)
①13:00~13:40
「ラギー原則・人権デューデリジェンスのエッセンス」 講師:齊藤 誠氏
②休憩(10分間)
③13:50~14:50
「昨今のサプライチェーンをめぐる問題~ユニクロの事例などを参考に~」
講師:伊藤和子氏
④14:50~15:50
「ビジネスと人権に関する事例紹介」 講師:阿古智子氏
⑤休憩(10分間)
⑥16:00~16:30
グループディスカッション(以下のテーマから1つ選び参加者同士で討論)
テーマ ①人権指針の策定方法について
②人権デューデリジェンスの実施方法について
③人権侵害が発覚した場合の対応
⑦16:30~17:00
グループディスカッションへのコメント 講師ほか
■お申込み方法
5/19迄に、Peatix(ピーティックス)http://
または、事務局(info@hrn.or.jp
締切前でも、満席のため受付を終了する可能性がありますので、お早めのご連絡をお待ちしております。
■主催・お問い合わせ
特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ
info@hrn.or.jp / 03-3835-2110 / 担当:関根