埼玉県川口市や蕨市を中心に暮らす在日クルド人に対するヘイトスピーチが激化しています。街頭でクルド人排斥を訴えるデモやインターネット上での誹謗中傷のほか、脅迫電話、盗撮、落書きなどの被害も生じています。
では、なぜこのような問題が起きているのでしょうか。クルド人は「国家を持たない最大の民族」とも呼ばれ、トルコやシリアなどで少数民族として長年迫害を受けてきました。本ウェビナーでは、全国難民弁護団連絡会議代表を務める渡邉彰悟弁護士を招き、クルド難民保護の歴史を振り返り、問題の本質を考えます。
クルド人に対する差別に限らず、昨今、排外主義的主張が国内で広がりを見せています。政府は今年5月、「不法滞在者ゼロプラン」を公表。7月の参院選や、10月4日投開票の自民党総裁選でも、競うように外国人規制が訴えられています。こうした流れの問題点についても、国際人権の観点から議論します。
【日時】2025年10月3日(金) 午後7時より
【開催方法】Zoomによるオンライン開催
【参加費】1,000円
【申込方法】https://20251003hrn.peatix.com/
【申込締切】2025年10月3日(金)正午
【スピーカー】
渡邉彰悟氏
1990年4月弁護士登録(42期)し、はやぶさ法律事務所入所。2000年10月にいずみ橋法律事務所を開設。
日本弁護士連合会人権擁護委員会国際人権部会、日本弁護士連合会人権擁護委員会難民認定問題特別部会部会長、第一東京弁護士会人権擁護委員会、医療問題弁護団、在日ビルマ人難民申請弁護団代表、全国難民弁護団連絡会議代表などを務める。また、早稲田大学大学院法務研究科の客員教授も務める。ヒューマンライツ・ナウ アドバイザー。
著作に、『難民と人権-新世紀の視座』(共著、難民問題研究フォーラム編、現代人文社)、『実務家のための入管法入門』(共著、東京弁護士会外国人の権利に関する委員会編、現代人文社)、『難民認定実務マニュアル』(共著、日本弁護士連合会人権擁護委員会編、現代人文社)、『日本における難民訴訟の発展と現在』(共著、現代人文社)など。
【問い合わせ先】
ヒューマンライツ・ナウ 事務局
info@hrn.or.jp
※応援チケットは参加費となるため、寄付金受領証明書は発行いたしかねますので予めご了承ください。