【2022年12月12日世界人権デー企画】ウクライナ避難民は難民ではないのか

ヒューマンライツ・ナウ(HRN)関西グループ主催の2022年世界人権デー特別企画、「ウクライナ避難民は難民ではないのか」が12月12日に開催されます。

ヒューマンライツ・ナウ関西グループ主催 2022年世界人権デー企画

「ウクライナ避難民は難民ではないのか」

  

今年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻が長期に及んでいます。ロシアの攻撃から逃れて国外に避難した人達は1400万人を超え、日本に入国したウクライナ避難民は10月末時点で2000人を超えています。避難民の多くの方は「特定活動」の在留資格を取得しており、厚労省の発表によれば就労に向けた支援も少しずつ広がってきているようです。

このように日本政府は、ウクライナから避難してきた人達に、「難民ではなく避難民」という位置付で例外的な緊急支援を行っていますが、「難民」ではないと言い切れるのでしょうか。また、同様に母国の紛争から避難して来日したアフガニスタン、ミャンマー、クルド、シリア、スリランカ等からの難民申請者への政府の冷たい対応について、どのように考えるべきなのでしょうか。

長年、難民問題研究に携わり、難民審査参与員も務めてきた経験のある国際法学者の阿部浩己氏から、ウクライナ避難民は難民条約上の「難民」であり得ること、その国際的な基準について詳しくお話しを聞き、また、数々の難民事件に長年取り組み、全国難民弁護団世話人代表を務めてきた弁護士の渡邊彰悟氏から、「日本の難民保護の現状」についてお話しを聞きます。

日本の難民行政の課題をいま改めて学び、私達一人ひとりの知見を深めると共に、地球市民として私たちが世界の紛争から逃げてきた被害者に対して何かできるのか考え、行動へとつなげる機会にしたいと考えますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

 

◆開催日時:2022年12月12日(月)日本時間18時30分~20時30分

◆開催方法:ZOOM(お申込み頂いたメールアドレスに参加用URLをお送りします。)

◆使用言語:日本語
◆参加費:無料(応援チケット:1000円、3000円、5000円)

◆お申し込み/詳細:こちらのリンクより事前のお申し込みをお願いします。

https://hrnevent20221212.peatix.com/view
参加用URLは前日までにご登録いただいたメールアドレスに送付します。

※申込〆切12月10日19:00

◆問い合わせ先:kana.kawasaki★hrn.or.jp(★を@に変換してください。)

◆主催:ヒューマンライツ・ナウ関西グループ

 

<プログラム概要>

1「ウクライナからの避難民は難民ではないのか?」

明治学院大学国際学部教授 阿部浩己氏(HRN元理事長)

2「日本の難民保護の現状について」

弁護士 渡邊彰悟氏(HRNアドバイザー)