映画『《709の向こう側》709The Other Shore』上映会
~2015年7月9日の弁護士一斉拘束から3年。
中国で続く人権派弁護士への弾圧について考える
2015年7月9日に、中国大陸において、人権派弁護士が一斉連行される事件が発生しました(「709事件」)。連行・拘束された弁護士の多くがその後釈放されましたが、現在でも行方が分からない弁護士がいるほか、拷問や自白の強要、弁護人選任権の侵害等の問題が起きています。日本社会で同事件についての認識をより深めるため、同事件を追ったドキュメンタリー映画「《709の向こう側》709The Other Shore」の上映会を企画いたしました。
本映画の前編にあたるドキュメンタリー映画「709の人たち」と同様に、本編は香港のベテランジャーナリストである盧敬華氏が監督を、江瓊珠氏がプロデューサーを務めており、今回、二人が来日し、映画上映の後のトークに参加します。そして、香港の元民主党議員で「中国人権派弁護士支援グループ」の理事でもあるエミリーラウ氏が、スペシャルゲストとしていらしてくださいます。前作は中国国内の人権派弁護士や家族へのインタビューから構成されていましたが、本作は、迫害を受けて海外に逃れた人権派弁護士や家族へのインタビューから構成されています。
<上映日時・場所>
【関西】
日時 2018年12月8日(土) 18時30分~21時00分
場所 ドーンセンター視聴覚室 (大阪市中央区大手前1丁目3-49)
参加費 500円
主催 認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ
【関東】
日時 2018年12月11日(火) 18時00分~21時00分
場所 明治大学リバティタワー1階1012大教室 (東京都千代田区神田駿河台1- 1)
主催 明治大学現代中国研究所、東京大学阿古智子研究室、認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ
共催 国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ、アムネスティインターナショナル日本
≪参加申込≫
いずれも予約不要です。直接会場へお越しください。
お問合せ先 tako19710528@gmail.com
貴重な機会となりますので、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
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※サイドイベントのご案内※
エミリー・ラウ氏講演会 「私たちは民主主義をどうすべきなのか!」
— 李小牧氏(新宿歌舞伎町「案内人」、映画「選挙に出たい」主役)との対話 —
かつて、サッチャー首相に香港の民主を守ってくれないのかと鋭く迫り、「香港の鉄の女」とも呼ばれた香港の元立法会議員のエミリー・ラウ氏による講演会を、12月12日に東京大学駒場キャンパスで開催します。
ジャーナリストとしてキャリアを開始したラウ氏は、その後、香港で初めて当選を果たした選挙区選出の女性議員となり、2012年から2016年には民主党党首を務めました。
普通選挙の実現を一貫して主張し、 2016年に議員を辞めた後も、国連に粘り強く足を運び、若い世代の政治家育成を積極的に支援するなどして、香港の民主、自由、人権に関して訴えを続けています。
中国の人権派弁護士を支援する活動も行っており、「中国維権律師関注組(中国人権弁護士支援グループ、China Human Rights Lawyers Concern Group)」の理事を務めています。
香港では、雨傘運動以来、一国二制度の形がい化を批判する声が高まり、香港人自らが決める政治を求める動きが加速しています。
しかし、そうした勢力に対する圧力も強まっており、2016年の立法会選挙で当選した6人の議員は、立法会の宣誓式のやり方が不適切であったとして、議員資格を剥奪されました。
さらに、資格剥奪を受けた議員の後を継いで立候補を届け出た民主派勢力の立候補資格が取り消されています。
世界的に民主主義が後退しているとも言われる今、私たちはどのような価値に重きを置き、どのような行動を起こすべきなのでしょうか。
こうした問題意識を持って、エミリー・ラウ氏にご講演いただいた後、新宿の歌舞伎町で「案内人」として知られ、「元中国人・中国出身の日本人」としての選挙活動が映画化された李小牧さんを対談相手にトークを展開してもらいます。師走の忙しい時期ですが、ぜひご参加ください。
【講演会概要】
日 時:2018年12月12日(水)15:30-17:30
場 所:東京大学 駒場キャンパス6号館(国際教育研究棟)314号室
コーディネーター:東京大学 谷垣真理子教授、阿古智子准教授
参加申し込み:不要
お問い合わせや取材のお申し込みは、
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