10月26日(金)にヒューマンライツ・ナウNYが主催する英語によるイベントについてご案内します。
福島第一原子力発電所の深刻な事故から1年半以上がたちましたが、福島には未だ子どもを含む多くの市民の方が避難できずに被ばくの不安を抱えながら暮らしています。
なぜ彼ら、彼女らが未だ土地を離れず福島に暮らしているのか、そこには、一言では語りつくせない理由があり、外で暮らしている我々には想像もつかない葛藤があります。
ヒューマンライツ・ナウNYでは、今回ニューヨークにて福島の現状、法的諸問題についての提言を行い、更に福島の保養プロジェクトを提供する団体の運営をされている渡邉和美氏をゲストに、メディアでは語られない福島の現状について貴重なお話をいただく予定です。そして、それらを踏まえて、汚染地域の住民が避難できるよう、長期的および短期的な対策案は何か、参加者のみなさまと一緒に考えたいと思っております。
日程 10月26日(金)午後7時から9時
場所 ING Direct Café, 2nd Floor, 968 3rd Avenue (58th Street) New York, NY 10155
※事前登録制
スペースの関係上、事前申込みをお願いします。定員になり次第、申込み〆切します。HRN NY事務局まで、氏名、連絡先、「10/26イベント参加希望」と明記し、メールでhrn.nyc@gmail.comまでお申し込みください。皆さまのご参加をお待ちしております。
企画団体:ヒューマンライツ・ナウ ニューヨーク(http://hrn.or.jp/)
ヒューマンライツ・ナウは法律家、研究者、ジャーナリスト、市民などが中心となって2006年に発足した日本を本拠とする国際人権NGOです。国境を越えて世界、特にアジア地域の人権侵害をなくすため、人権侵害に苦しむ地域への事実調査、実態の告発と意識喚起、政策提言とアドボカシー、草の根で人権を守る人々への支援とエンパワーメントを通じて、人権状況の改善のために活動しています。また、2011年3月11日に起こった東日本大震災を機に、震災問題プロジェクトを立ち上げ、被災された岩手県・宮城県・福島県における災害状況下の人権擁護活動に取り組んでいます。現地調査報告書の発表、国や県に対する政策提言、国連人権担当官を招聘してのトレーニングセミナーや報告会の開催、情報資料の翻訳・提供を行ってきました。
また2011年6月より岩手県・福島県へ弁護士を派遣し無料法律相談を行っております。ヒューマンライツ・ナウNYでは、震災や原発事故で被災した方や現地の声を国際社会に届けるお手伝いをしています。
協力団体:マミーズ タミー プロジェクト (http://mammyztummy.com/)
福島の猪苗代で、被災地の病児や生活困窮世帯の安全な居場所と生活をサポートするためのシェアハウスの運営に従事している団体です。3.11の震災後、放射能汚染に不安を持ちながらも、経済的理由などにより、放射線量の高い地域からの移動ができずにいる子育て世帯も多く存在します。マミーズタミープロジェクトでは、特に病児や体の不自由な子どもを持つ世帯などを優先して、放射線量の低い福島県内外の民宿やペンションの廃棄跡地を再利用し、シェアハウスと移動保育や障がい者の活動の場などのコミュニケーションスペースを創出・運営しています。