【共同声明】LinQilei氏の弁護士資格の一時停止と、LiangXiaojun氏の弁護士資格のはく奪に関して

 

Lawyers for Lawyers(L4L)、The 29 Principles、Lawyers’Rights Watch Canada(LRWC)、Human Rights Now、China Change、International Bar Association’s Human Rights Institute(IBAHRI)、Paris Bar Association、Bar Human Rights Committee of England and Wales、the Council of Bars and Law Societies of Europe(CCBE)、および Taipei Bar Association’s Human Rights Committee は、Lin Qilei弁護士の弁護士資格の一時停止およびLiang Xiaojun弁護士の中国当局による弁護士資格のはく奪について懸念を表明しています。Lin氏とLiang氏は、弁護士資格をはく奪された3番目と4番目の弁護士です。

 

Lin氏とLiang氏は人権問題に深く関わってきた弁護士で、人権活動家の弁護をしてきました。
公式には、中国当局は、二人の活動家の弁護を弁護士資格のはく奪の根拠としていません。

しかし、Lin氏の弁護士資格の一時停止とLiang氏の弁護士資格のはく奪は、
同じく香港の活動家を弁護したLu Siwei氏とRen Quanniu氏の弁護士資格のはく奪に続いて起こっています。

 

Lin氏とLiang氏の弁護士資格はく奪は、行政上のハラスメントを使用してデリケートな事件を取り上げる弁護士を黙らせるという中国の戦略に適合しています。

 

共同声明を出した団体ら は、中国政府に以下を求めます。

  • Lin氏とLiang氏の弁護士資格のはく奪を取り消すという決定を直ちに無条件に廃止し、弁護士資格を回復させること
  • 弁護士に対する懲戒処分は、弁護士としての合法的な活動に応じて行われないようにし、
    そのような手続きが行われる場合は、行政権から独立した公平な機関に提訴し、また、独立した機関に上訴する可能性を与えること
  • あらゆる状況において、人権弁護士を含む中国のすべての弁護士が、報復を恐れることなく、制限を受けることなく、合法的な専門職務を遂行できることを保証すること

 

全文は以下よりご覧いただけます(英文)

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