ヒューマンライツ・ナウは７月8日に行われますアフガニスタンに関する東京会合に向けて、声明を発表いたしました。
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アフガニスタン復興支援会合に向けて
2011年7月5日
特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ
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2001年のアフガニスタン戦争、そしてタリバン政権崩壊から、10年以上が経過した。
しかしながら、国際社会の支援にも関わらず、
ら脱却しているとは到底言えず、人権、民主主義、法の支配、
現していない。支援国は、
深刻に総括し、
東京に本拠を置く国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、
されるにあたり、以下のことを支援国に求める。
1 国際人権・人道法の尊重と不処罰の克服
国連[1]によれば、民間人の政府軍・ISAF、
犠牲者は、2009年は2412人、2010年は2790人、
る。
このうち、多くの割合を占めるのは反政府軍であるが、
間人の被害は、UNAMAによれば、2009年は359人 2010年は171人、2011年は187人と記
録されている。ISAFは、
その手続は透明性に欠け、
実の被害者が補償請求をなしうる状況にはない。[2] 政府軍およびISAFによる人権
侵害とそれに対する不処罰の横行はテロリズムの口実を与えること
2001年のアフガニスタン戦争をはじめとする報復と暴力の連鎖
が、
た暴力と報復の連鎖のうえに、法の支配や人権、
い。
ヒューマンライツ・ナウは、とりわけ、
府、ISAFに関与する関係国に対し、国際人権・
徹底した行動を求める。
また、2001年以降発生したすべての当事者による国際人権・
アフガニスタンにおいて過去に発生した国際人権・
義・透明性・被害者支援に配慮した、移行期正義(
ズムを確立する努力をアフガニスタン政府および支援国に要請する
2 ベイシック・ヒューマンニーズの保障
アフガニスタンにおいては、
ニーズが満たされているとは到底いえない状況にある。
国連人権高等弁務官事務所が2010年3月に公表した報告書によ
年の間に約350億ドルの資金が投入されたと推定されるにもかか
アフガニスタンの人々（人口の36％に相当）
に37％
ガニスタンは妊産婦死亡率が世界で2番目に高く、
安全な飲料水にアクセスできるのは人口の23％だけで、
のうち読み書きができるのは24％だけであり、
い。[5] アフガニスタン保健省の2011年11月30日の発表によれば、
が１０人に１人の割合で死亡しているとされており、[6]
子どもが栄養失調状態であるという。[7]
こうした状況に鑑み、保健・衛生、医療、住居、食糧、
に対し、
途と効果について、徹底した検証を行ったうえで、
支援が届く方針とスキームを構築し、
リティを高めることが求められている。そのうえで、
り組み、モニタリングにおける市民社会との連携が求められる。[
そして、基礎サービス分野の支援は、国内避難民、女性等、
を置いて実施されるべきである。
3 女性の権利の保障
女性の権利に対する侵害は今も極めて深刻である。[9]
が2011年11月に公開した報告書は、
2009年8月には女性に対する暴力根絶法[11]が制定され、
婚を含む22の行為を刑事罰の対象としたが、
庭内暴力、自殺の強要等は後を絶たない。
するのは著しく困難である。
に、「道徳的犯罪」の名のもとに逮捕されたり、
[12]2011年1月時点で、約400人の女性と少女が「
との報告もある。[13]
支援国に対しては、女性を暴力の犠牲から守るため、
効果的に履行されるための支援の重要性を強調する。
スの広範な啓発活動、司法・
グ、女性のためのシェルター・
最後に、紛争の継続は、
関わるすべての課題に深刻な悪影響をもたらしている。
上記いずれの課題の実現にとっても、
に要請する。
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[1] The United Nations Assistance Mission in Afghanistan, 以下UNAMA
[2] http://www.ohchr.org/
[3] http://www.ohchr.org/EN/
[4]
http://www.unicef.org/
ovember_2011.pdf
[5] http://www.ohchr.org/EN/
[6] http://jp.reuters.com/article/
[7]
http://edition.cnn.com/video/#
rve.itn
[8] http://www.transparency.org/
[9] http://www.ohchr.org/
[10] http://www.ohchr.org/
[11] Law on the Elimination of Violence against Women,
[12]http://www2.ohchr.org/
.Add.4.pdf
[13] 国連薬物犯罪事務所
“I Had to Run Away,” ヒューマン・ライツ・ウォッチ
http://www.hrw.org/sites/
f
