【イベント報告】8月7日(火)女性限定チャリティイベント「ヨガ×ココロ」

あわただしい日常や様々な世界の状況の中、どうしても周囲に優しくない態度をとってしまう、地球に優しくない行動をとってしまう、自分を大切にできない、そのようなときにどうしますか?

 

ヒューマンライツ・ナウでは8月7日に女性限定チャリティイベント「ヨガ×ココロ」を開催いたしました。

当イベントではヨガインストラクターでありながらエシカルの活動に取り組まれている見城佐知子さん(にじいろヨギー代表)をお招きして、ヨガ、そしてトークセッションを行いました。

 

ヨガパートでは見城さんの指導の元、参加者一同で実際にヨガを体験しました。

ヨガ初体験の参加者も一緒に身体を動かして、ゆったりとした静寂と静かな音楽の中、良いアロマの香りもしつつ、心身を落ち着かせる時間をすごしました。

その後のトークセッションでは見城さんのお話しや参加者との対話も行いました。

洋服が溢れている状態に疑問を持たれてひとつひとつつくって大切に着たいという思いから、洋服作りやエシカルの活動も始められました。これまでにエシカルコンシュルジュ口座も2度ほど受けられたとのことです。

また、熊本地震の際「何かできないか」との思いから耕作放棄地にてコットン栽培も開始されます。そこで、洋服をつくるためには1年分の栽培量でTシャツ一枚ほどしか作成できないとのことを実際に知られて、コットンを育てれば育てるほど洋服がなぜこんなに安いのかが気になるようになったそうです。

エシカルの活動をする中でも、家に帰ればファストファッションがあり、そのような物にお金を使っていた自身の過去にも直面しますが、エシカルを知ったからには変わりたい、「自分はどっちなの?」と問うて暮らしつつ、全員がそうなれなれないとしても、自分にだけは嘘が無いようにしているのはゆたかなことであると感じるそうです。

会場には女性の権利について深い関心をもたれていたり、実際に活動されたりしている方々が多くご来場くださいました。

見城さんは普段産前産後のお母様向けにヨガを教えられていることが多く、そのような女性の中にはワンオペ育児やキャリアと育児の葛藤を覚えられる方も多いとのことです。

来場者からも、深刻な女性の権利について訴えても社会や行政からなかなか真剣に取り合ってもらえないことや、最近の東京医科大学入試問題へ覚える深い懸念、社会環境の問題から出産後の離職率が高く、家庭にいても夫が何もしてくれないというそ女性が生きづらい社会についての話題がのぼりました。

「すべての人は女性から生まれているということへのリスペクトがないのでは。」と見城さん。

そのようなストレスフルな社会で生きていく中で、自分が疲れていることにさえ気が付かない人もいます。エシカルも外へ発信する仕事ですが、まず自分があっての外への発信です。見城さんは、いろいろと疲れることが多くても、まず自分には優しくしていこう、いろいろなアイテムを使って自分をいたわろう、と呼びかけられました。

 

当イベントはHRNとしてはおそらく初の試みである「女性限定」イベントでした。どのようになるかと思いつつも行ったところ、想像以上に女性は社会においていろいろな問題を抱えているということを実際に知る事ができました。女性ならではのいろいろなことを話せる場が必要であることにHRNとしても実感をもって気が付かされたイベントとなりました。