第7回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード2026 奨励賞を受賞しました

認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)は、このたび「第7回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード(JSSA)2026」国内部門において、奨励賞を受賞いたしました。

本プロジェクトは、台湾の遠洋漁船で働くインドネシア人移住労働者の人権リスクと、日本市場につながるマグロサプライチェーンの実態について調査を行ったものです。

HRNと台湾人権促進会(TAHR)が協働し、強制労働の疑いがある台湾遠洋漁船2隻のインドネシア人元乗組員への聞き取り、台湾・日本の制度分析、日本の水産関連企業19社への人権リスク対応に関するアンケートを実施しました。

また、インドネシア移住労働者組合(SBMI)とも連携し、インドネシアにおける就職斡旋会社、元漁船乗組員、地方政府機関へのインタビューなどの現地調査を実施しました。
調査を通じて、長時間労働、賃金未払い、身分証の没収、通信手段の制限など、移住労働者が直面する深刻な人権リスクが明らかとなり、日本市場につながるサプライチェーン上の課題や、企業による人権デュー・ディリジェンスの現状について国連ビジネスと人権に関する指導原則にしたがって分析を行いました。

2025年9月には調査報告書『Silenced Voices:船上労働者の声はなぜ聞こえてこないのか?―台湾の漁船から日本市場までの不透明なマグロサプライチェーンに潜む人権リスク』を公表し、日本および台湾での記者会見、水産庁や台湾農業部漁業署・国家人権委員会との対話、さらに日本・台湾・インドネシアの関係者によるウェビナーの開催を通じて、課題の共有と改善に向けた対話の促進に取り組んできました。

今後は日本、台湾、インドネシアの関係者が知見や課題を共有する双方向の学習プロセスを構築するとともに、ライツホルダーと企業・政府とのエンゲージメントを促進し、サプライチェーン全体で移住労働者の人権が尊重される仕組みづくりを目指してまいります。

これまで調査や対話にご協力くださった元乗組員の皆様、TAHR・SBMIをはじめとするパートナー団体の皆様、そして本活動を支えてくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。
今後ともHRNの活動へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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第7回 JSSA 2026 受賞結果
https://sustainableseafoodnow.com/2026/award/finalist/#mention01

HRN報告書『Silenced Voices:船上労働者の声はなぜ聞こえてこないのか?―台湾の漁船から日本市場までの不透明なマグロサプライチェーンに潜む人権リスク』
https://hrn.or.jp/news/28259/