インターンの声

私がヒューマンライツナウのインターンをさせていただいたのは、リーマンショックで10年以上身を置いていた金融機関を去り、真剣に自分がこの先するべきことを考え、再度、国際人権法を学び直した翌年の、2010年5月から9月までの5か月間でした。
5か月間に、ミャンマーの軍事政権(当時)の模擬裁判や、インドの児童労働の現状報告書の要約や国連レポートのリサーチ、カンボジアのSGBVの報告書の要約など、ICCPR, CRC, CEDAWにまたがった事案を担当したことは、自分の知識の再認識とともに現実世界で起きている悲惨な人権侵害の状況を改めて認識する大変良い機会でした。また、リサーチや報告書作成を通して、技術的な面を学ぶことができ、現地NGOとのコミュニケーションや模擬裁判の準備など、NGO運営のオペレーションについても、実際体験することができたのは、とても貴重な経験でした。
私は、HRNでのインターンの後、2010年10月からブルンジ共和国にUNV Human Rights Officerとして派遣され2年間の任務の後、去年(2015年)開設された国連人権高等弁務官事務所ブルンジオフィスのHuman Rights Officer として、ギテガ地方オフィスのチーフの任に着いています。ブルンジは昨年4月末から、大統領三選をめぐり、500名以上の死者、20万以上の避難民、拷問や失踪者、不当逮捕等の多くの犠牲者を出しています。こうした人権侵害の状況に対し、昨年12月国連安保理決議による人権調査報告書に基づく先月(9月)の人権委員会決議に反発し、報告書は虚偽であると訴える全国デモ、独立人権専門家のPNG、ひいては私達の人権オフィスへの協力停止、そしてアフリカ発のICC(国際刑事裁判所)脱退等、見事なまでの(?)UDHR、国際人権規約や国連憲章等、そして法の支配への挑戦が続いています。
毎日の留置所・刑務所の視察や被害者救済をはじめ、報告書作成、スタッフやオフィスの安全配慮等、多くを必要とされる任務ですが、HRNでのインターン経験が、こうした任務に必要な予備的な知識や経験を授けていただいたことに感謝しています。

守田聖子さん(元 東京インターン)


HRNで得たかけがえのない経験、将来に活かしたい私は、現在、カナダのサイモン・フレイザー大学で国際関係学を勉強しています。HRNでの4か月間のインターンシップは、自分たちの目の前には多くの問題があるのに、なぜか、見過ごしてしまっている現実に気づくという学びの毎日でした。また、HRNのスタッフやイベントで出会ったたくさんの方々から人権擁護に対する情熱をもらいました。このような経験の機会を与えてくれたHRNには感謝しています。
将来は、私がHRNで得たような経験をすることができない困難な人々に、同じような機会を与えるような仕事をしたいと思っています。私たちの多くは、世界で起きている問題にとても無関心になってきています。しかし、自分が無関心のままでは、今ある問題は将来も解決されないままになります。私は、すべての人類が幸福に暮らせるために必要な新たな変化を促すために、ぜひ、HRNで得た経験を活かしていきたいと思います。

アビーア・ラシード(元 東京インターン)