【世界の人権・パレスチナ(ヨルダン川西岸)】 2010/09/02 国連人権担当官トップも、死者を出したヨルダン川西岸地区の攻撃を非難

201092日) 今週、ヨルダン川西岸地区で4人のイスラエル民間人が殺害された事件に関して非難が高まっていたが、国連人権担当官トップも今日非難を表明し、犯人が法に基づき処罰されなければならないと強く求めた。

 

 4人の民間人の中には、妊娠中の女性も含まれていたと報告されている。4人は火曜日夜、被占領パレスチナ地域内のヘブロン市近郊を車で走行中に、銃撃を受けて死亡した。

 

昨日、別の攻撃でさらに2名が負傷し、ハマスが自らの犯行だと主張していると報告されている。

 

国連人権高等弁務官ナヴィ・ピレイ氏は、声明を出し、これらの事件が「それ自体忌まわしいものだが、このたびの和平交渉の協議再開を崩すことをも目的としているようだ」として遺憾の意を表明した。

 

本日ワシントンDCでは、イスラエル首相であるベンジャミン・ネタ二エフ氏とパレスチナ自治政府大統領であるマフムード・アッバース氏の間で直接の和平交渉が始まったが、このような交渉は約2年ぶりのことである。

 

ピレイ氏はまた、今週のヨルダン川西岸地区での攻撃の犯人は、「国際刑事法のもとでの責任を問われ得る。」と声明の中で強調した。

 

潘基文(パンギムン)事務総長と、その中東和平プロセス特別調整担当であるロバート・セリー氏は、すでに火曜日の攻撃について、それぞれの立場から非難の声明を発表している。

 

“UN human rights chief joins condemnation of deadly West Bank attack”

http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=35808&Cr=palestin&Cr1=