【イベント報告】1/18(木)会員・サポーター限定イベント「中国残留孤児・フィリピン残留孤児そして脱原発と自然エネルギー」を開催

HRNは2018年1月18日に会員・サポーター限定イベント「中国残留孤児・フィリピン残留孤児そして脱原発と自然エネルギー」を開催しました。2018年の初めてのイベントということで多くの方が集まりました。

講師の河合弘之弁護士は、自身のことを清く正しく美しい弁護士ではないと言い、「企業弁護士の覇道を歩んだ」と冗談混じりに語りました。企業弁護士として働く中で河合弁護士は、美しい地球を後世に残したいと考えるようになり、脱原発のための活動を始めました。しかし安全神話がまかり通っていた社会で、原発差止裁判で勝利することはできませんでした。負け続けて諦めかけていたところで東日本大震災が起こりました。この被害を見て河合弁護士は、残りの人生を脱原発に捧げることを改めて決意したと言います。

また河合弁護士は、自身が中国残留孤児になりかけたことから、中国残留孤児問題に関心を寄せ、国籍取得などの手助けをしています。また、その評判を聞きつけたフィリピン残留孤児の方が河合弁護士のもとを訪ねてきたことからフィリピン残留孤児問題にも関わるようになりました。不可能と思われた問題を可能にする河合弁護士の情熱と行動力に多くのことを学ぶひとときでした。

講演の後には親睦会が開かれ、新年の挨拶や短い時間では語りきれなかった河合弁護士の体験談に花を咲かせました。同イベントには、理事や運営顧問、くるみんアロマさんも参加され、一年の始まりに相応しいものとなりました。HRNでは今後も会員・サポーターの交流の機会をつくってまいります。