ミャンマー ラカイン州では今年8月からロヒンギャ・ムスリムに対する軍の襲撃が始まり、60万以上のロヒンギャ・ムスリムが隣国バングラデシュへと逃げざるを得ない結果となりました。
今月12日、この一連の事案について報道していた2名のミャンマー人ロイター記者が、ミャンマー当局によって拘留されました。情報省は、彼らが「海外メディアに共有する目的で、非合法的に情報を得た」としており、当該記者はミャンマーの国家機密法によって14年の重刑を科される危機にも直面しています。
これを受けてヒューマンライツ・ナウは、ミャンマー政府に対し、これらのロイター記者を一刻も早く釈放し、刑事手続を取り下げること、正当な活動を行っている報道記者に対する全ての脅迫、威圧行為を停止すること、そしてミャンマーの報道記者の報道の自由を保障することを求める声明を発表しました。
日本語全文PDF:ミャンマー声明文
英文全文PDF:Myanmar_Reuters_Reporters_Arrested_20171219b