【事務局長メッセージ】季節のご挨拶とお願い 今年もありがとうございました。

HRN会員、サポーター、そして応援してくださる皆様へ

今年もいよいよ残すところわずかとなりました。皆様には大変ご多忙にお過ごしのことと存じます。

今年も一年、本当にお世話になり、ありがとうございました。

ヒューマンライツ・ナウは今年9月には、認定NPO法人の更新をすることができ、また12月には、ニューヨークでのNGO登録も実現しました。

今年は#MeTooに端を発した女性の権利に関する政策提言や活動が大きく前進し、ビシネスと人権、ミャンマー等のアジアでの活動、さらにニューヨークでの活動も充実した年でした。

刑法改正を求めるChange.orgの署名は5万を超え、大きな共感をいただいたことから、Change.orgの「コミュニティ賞」を受賞しました。12月には、ヒューマンライツ・ナウのゲストとして登壇いただいてきた、伊藤詩織さんの民事訴訟の判決が出ました。ヒューマンライツ・ナウは、2018年3月、困難な中裁判を戦う伊藤詩織さんの声を国連に、そして世界に届けようと、ニューヨーク国連本部で詩織さんをメインスピーカーとするパラレルイベントを開催、会員、支援者の皆様からの温かいご寄付、2018年2月に専修大学で開催した#MeTooイベント参加者の皆様のカンパをいただいて、詩織さんの渡航費用等にあて、企画が実現しました。詩織さんの渡航にあたり、国連本部での会見も開催されました。こうした機会が実現したのも、ヒューマンライツ・ナウの会員、支援者、寄付者の皆様のご支援のおかげです。また、ニューヨークでいつも応援してくださる、JAA 日系人会ビジネスウーマンの会の皆様にも多大なご尽力をいただきました。

ヒューマンライツ・ナウは特定の裁判を支援する団体ではありませんが、日本で初めて#MeTooの声を上げた伊藤詩織さんをずっと応援してきた立場から、今回の判決で詩織さんが歓喜に包まれ、多くのサバイバーが希望を抱いたことに心から嬉しく思います。この判決が重要なマイルストーンとなり、性暴力のない社会、声を上げやすい社会に近づいてほしいと期待し、来年も活動を続けてまいります。応援いただいたすべての皆様に改めて心より御礼申し上げます。


さて、当団体では、年末より冬の募金をスタートしています。

2020年はオリンピックイヤーですが、ヒューマンライツ・ナウがこの間取り組んできた、女性や子ども、ビジネスによって犠牲になる人たちの保護のための法律制定や仕組み作りをどうしても実現したいと考えています。

また、香港、イラク、カンボジアなど、声を上げる人たちへの弾圧が世界中で続くなか、危機にさらされた人たちに代わって声を上げ、国際人権NGOとしての役割を一層果たしていきたいと思います。そのための資金が現在不足しております。是非、ご寄付にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。


また、年末年始は断捨離のシーズン、いらなくなった本で貢献できるチャリボン

書き損じはがきや切手、貴金属等を寄付いただける「お宝エイド」を通じてのご寄付もお待ちしております。

皆様からの温かいご寄付、ご支援で支えていただくことで、多くの方々が生きやすい社会をつくるための活動を続けることが可能になります。どうか力を貸してください。

寒い日々ですが、是非、ご自愛ください。そして、皆様にとって、2020年が素晴らしい1年となりますように、心より祈念しております。

 

 ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子

 


ヒューマンライツ・ナウ事務局は12/28(土)-1/5(日)まで冬季休業に入ります。

休業中、当団体ウェブページからの募金やオンラインショッピングは通常通りご利用いただけますが、

お問い合わせ等へのお返事が遅くなりますこと、ご了承ください。