2018年1月18日にヒューマンライツ・ナウ会員・サポーター限定講演会&懇親会を行いました。HRN運営顧問であられる河合弘之先生(さくら共同法律事務所)を講師としてお招きし、『中国残留孤児、フィリピン残留孤児そして脱原発と自然エネルギー』というテーマでお話していただき、その後会員交流会を行いました。
講演では、先生がこれまでされてきた主な活動であり「残留孤児」と「脱原発」についてお話ししていただきました。
残留孤児については、先生自身が中国から引き揚げたという背景を持っているということから、これまで中国残留孤児、フィリピン残留孤児の国籍取得に尽力されてきました。
さらに、特に近年は脱原発訴訟を手がけられておられます。
原発差し止めについては25年ほど前から手がけてこられました。
日本では原発安全神話がまかり通り、それは一筋縄ではいかなかったとのこと。
3.11が起こり、原発の被害が今一度露わとなったときに、全国にいる多くの活動家や判事・弁護士に呼びかけて、脱原発訴訟を行っていったそうです。その様にしてあげた成果のひとつが、伊方原子力発電所3号機の運転差し止め決定勝ち取りです。
先生は市民運動と連動して戦ってこられました。他の運動と異なり、原子力ムラの持つ特質ゆえに民と民の戦いとなり、多くの憎しみに囲まれるのが脱原発運動。多くの市民運動が弁護士と資金の点で訴訟が困難な中を先生はサポートしてこらました。
講演の最後には自然エネルギーへの転換について、外的経済要因から実現可能性が高くなってきていることを述べられました。
そのような活動を通して先生は書籍を出版され、原発について描かれた映画監督作品を作られておられます。
会場ではそれらが販売され、全て完売いたしました。
講演会の後は、懇親会をしました。濱田邦夫先生に乾杯の音頭を取っていただき、
和やかな歓談と交流のときを持ちました。
会場に来てくださった、くるみんアロマさんにもご挨拶をいただきました。
会員をはじめとしてヒューマンライツ・ナウに携わる多くの方々との交流を深める機会になったことと思います。
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