女性に対する暴力や不当な処罰
世界には、女性であることを理由に自由に行動できなかったり、暴力や罰を受けている人たちがいます。
例えば、インドの女性は少女のころに結婚させられ、嫁ぎ先から高額な持参金を要求されます。持参金が支払えないと虐待を受けたり、殺されたりすることがあります。
女性に対する暴力はほかのアジア諸国でも深刻です。
HRNは、アジア地域の女性たちとネットワークをつくり、アジア地域から女性に対する暴力を根絶するため「女性に対する暴力」プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、毎年現地調査を行い、現地のNGOと協力しながら、社会で取り上げられてこなかった女性の人権侵害を報告書として公表し、改善をもとめるための勧告を出しています。
このような調査・報告・勧告は、女性への人権侵害がおきている国への改革を促すとともに、多くのアジア諸国に開発援助を行っている日本政府の政策にも影響を与えることを目的としています。