審査委員

濱田 邦夫 氏(はまだ くにお)

1960年東京大学法学部卒業後、1962年に弁護士登録(第二東京弁護士会)。1966年に米国ハーバード大学ロー・スクール大学院を修了し、LL.M.号を取得。1981年4月〜1982年第二東京弁護士会副会長、1991年4月〜1992年4月環太平洋法曹協会(IPBA)初代会長を務めた。2001年5月に最高裁判所判事任官。2006年5月に退官・弁護士再登録後、森・濱田松本法律事務所の客員弁護士となる。その後、2011年6月 日比谷パーク法律事務所に移籍。現在、一般社団法人太陽経済の会 会長、日比谷パーク法律事務所 客員弁護士、くにうみアセットマネジメント㈱社外取締役、㈱ブロードバンドタワー社外取締役(監査等委員)、エスアイビーホールディングス㈱社外監査役を務める。

三浦 まり 氏(みうら まり)

上智大学法学部教授。若手女性対象の政治リーダー養成を手がける一般社団法人パリテ・アカデミー共同代表。カリフォルニア大学バークレー校にてPh.D. (政治学)取得。専門はジェンダーと政治、福祉国家論。主著に『さらば、男性政治』(岩波新書、2023年、石橋湛山賞、平塚らいてう賞)、『政治って、面白い!女性政治家24人が語る仕事のリアル』(編著、花伝社、2023年)、『ジェンダー・クオータがもたらす新しい政治:効果の検証』(編著、法律文化社、2024年)、『私たちの声を議会へ:代表制民主主義の再生』(岩波書店,2015年)、『日本の女性議員:どうすれば増えるのか』(編著、朝日選書、2016年)など。都道府県版ジェンダー・ギャップ指数(共同通信社)を算出する「地域からジェンダー平等研究会」主査。2021年にフランス共和国より国家功労賞シュバリエを受章。

高遠 菜穂子 氏(たかとお なほこ)

イラク人道支援ワーカー 2000年よりインド、タイ、カンボジアでボランティア活動に専念。2003年5月からイラクでの活動開始。主に病院や避難民への緊急支援、医療支援などを行う。現在は、イラク北部ドホークに拠点を置き、「ピースセルプロジェクト」のメンバーとして演劇や読書を使った平和教育プログラムを構築中。

高橋 悠太 氏(たかはし ゆうた)

一般社団法人かたわら代表理事
中学1年生から核問題に関わり始める。以後、ノーベル平和賞を受賞したNGO「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」キャンペナーとして、核兵器禁止条約を推進。広島では、核政策について議員との面会を行う「カクワカ広島」を立ち上げ、現共同代表。東京では、学生団体「KNOW NUKES TOKYO」を創設し、被爆地の外で学生が集える場所を作った(2023年5月卒業)。その経験をもとに慶應義塾大学法学部卒業後、核廃絶のために地域に根差したシンクタンク「一般社団法人かたわら」を設立し、代表理事。調査研究と講演活動で全国を巡る。2022年、核禁条約締約国会議、NPT再検討会議に渡航し、現地でスピーチ。2023年5月以降は、「核兵器廃絶日本キャンペーン」準備事務局も担う。職業「核廃絶ネゴシエーター」