*終了しました*ありがとうございました。
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7月28日に東大駒場キャンパスで開催された設立記念講演会のご報告をいたします。
★阿部浩己理事長(神奈川大学法科大学院教授)の講演「国際人権活動の今日的課題」は、近代に生まれた人権が、世界人権宣言を国際的契機としつつ、現代的人権に転換されてきたこと、その発展と主流化にはNGOが重要な役割を果たしてきたこと、「平等の喪失」によって、その現代的人権が今また脅威にさらされていることをふまえ、このような状況下でHRNが進むべき道について、熱く語りかけるものでした。抽象的な人権概念をかざすよりも、具体的な不正義や被害に目を向け、人々に寄り添う活動を―。「抑圧」ではなく「解放」のために、「排除」ではなく「包摂」を―。情熱的な講演に、多くの参加者が真剣に聞き入る様子が印象的でした。
★つぎに、長有起枝さん(「難民を助ける会」前事務局長)の講演「人間の安全保障とNGOの役割」では、まず、HRNがお金で苦労するという「予言」と、国内でのアドボカシーにも重点を、という「助言」を頂きました。その上で、「人間の安全保障」の考え方がもつ可能性や効用についてお話いただき、HRNが国境を越え、中立的な立場で、人権活動を行っていくことへの期待を語っていただきました。
★そして、米国留学中には阿部教授と机を並べた仲という来賓・岩澤雄司東京大学教授のご挨拶では、NGOの役割の重要性、HRNの法整備支援やアジアでの活動への期待のお言葉を頂きました。
★第二部では、川村暁雄氏(HRN)を進行役として、熊岡路矢氏(日本国際ボランティアセンター)、寺中誠氏(アムネスティ日本支部)、川崎哲氏(ピースボート)、伊藤和子氏(HRN事務局長)をパネリストに迎え、「国境を越えた人権活動の未来」と題するシンポジウムを行いました。
NGO活動の大先輩であるパネリスト諸氏からは、
「お金が無くなってつぶれたNGOはない。お金は大事だがやる気がもっと大事。お金が有りすぎて壊れたNGOもある」(熊岡・寺中)、
「これまで弁護士がやってきた活動、国際的に有名なNGOの活動、その限界を超えてほしい。人権侵害に目をむけ、また、日本の国内状況にも目を向けて」(寺中)、
「権力の強い国・地域で動くときには細心の注意を払う必要がある。開発NGOなど人権組織以外との連携や、外務省の開発・援助担当者に人権の視点を伝えていくことも大事。次世代につながる活動を」(熊岡)、
「東南アジアから出発して、将来は東アジア、特に中国と北朝鮮の問題も扱えるように」(川崎)
など様々なご助言と期待のお言葉を頂きました。
当日は、学生を含む若い参加者が多く、会場は満員でした。その後の懇親会においても、発起人の一人である佐藤安信東京大学教授を司会として、複数の発起人・理事の方からお言葉を頂き、歓談しました。さらに、三次会も、20人を超える人が夜遅くまで参加しました。
基調講演に始まり、三次会に至るまで、この日のメッセージと熱気は、HRNが、日本に今、生まれるべくして生まれた意味を示しているように思いました。皆様のご期待にかなう活動をしていきたいと思います。
企画案内**************
世界を見渡すと、アムネスティ、ヒューマンライツ・ウォッチなどの著名な人権NGOは世界の人権侵害に光をあてて告発し、世界に大きな変化をもたらしています。こうした人権NGOは、いまではアジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国にもつくられ、人権の守り手として活躍しています。こうした世界の人権NGOと連携し、主にアジアで国際人権基準を実現するための国際活動(人権分野の国際貢献)、国連など国際社会の場における人権活動、そして国内での国際人権基準の導入のための諸活動をしていくために、日本を本拠とする新しい国際人権NGOとして "ヒューマンライツ・ナウ"を立ち上げることになりました。
世界の様々な地域では、いまも深刻な人権侵害があり、女性、子どもなど多くの人々が犠牲になっています。私たちは、国内外の開発・平和・人権NGOと共同し、人権分野での国際貢献を行っていく所存です。
【場 所】 東京大学駒場キャンパス(18号館ホール・オープンスペース)
| 式次第 | |
| 記念講演 | 国際人権活動の今日的課題 阿部浩己(神奈川大学法科大学院教授)
人間の安全保障とNGOの役割 長有紀枝(「難民を助ける会」前事務局長) |
| シンポジウム | 国境を越えた人権活動の未来
熊岡路矢(日本国際ボランティアセンター) 寺中誠(アムネスティ日本支部) 川崎哲(ピースボート) 川村暁雄、伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ) |
| アジアからのビデオ・レター | |
| 来賓のご挨拶 岩澤雄司東京大学教授 ほか | |
| ヒューマンライツ・ナウのご挨拶 進行 土井香苗 | |







